旅の楽しみの一つは、“地元の食材を、地元の空間で食すこと”。今回ご紹介するのは広島・尾道にある料亭旅館『魚信』。尾道水道を臨み、新鮮なオコゼを味わう宿へ出かけてみてはどうでしょう。

尾道水道を眺めながら
オコゼを丸ごと味わう


魚信 料理1
窓から釣りができそうなほど、海は目の前。
「あの頃の尾道は造船で賑わっていて、浜の旦那衆も、そりゃあ羽振りがよくて」と昭和20年代を振り返るのは、明治から続く料理旅館『魚信』の女将。

客室から臨む尾道水道は瀬戸内でも有数の好漁場だけに、料理の中心はもちろん鮮魚。中でも人気が、尾道漁協から直接仕入れた活オコゼを使う会席だ。




食べる直前まで生きている!
活オコゼ会席


魚信 料理2
甘味が舌に広がる薄造り。湯引きされた皮と刻んだ肝…地元の素朴な食材も、美味しく美しく料理される。
例えば薄造り。
半透明の身は、噛みしめると高級白身魚に特有の甘みが舌に広がる。添えられているのは、湯引きされた皮と刻んだ肝。これがまた耐えられない旨さで、地酒との相性も抜群。

もう満腹、というところで出されるウニ飯も、濃厚なウニと海苔の香りに、つい手が伸びる。
 





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