三国で揚がる最上級のカニをセリ落とし、赤字覚悟の値段でお客さんに出してしまう川喜のご主人。本当に美味しいカニにこだわるご主人が店で出すのは茹でガニのみ!
茹でたてが絶品!
本当に美味しい越前ガニの食べ方
ズワイガニ(雄)はミソが染み出てくるを防ぐため、仰向けにして塩茹でされる。 |
お客の到着を待ってカニを茹で始める。
客は茹で上がるまでの30分、三国港で揚がる魚の刺身などをつまみながら、いまかいまかと待つことになる。
お待ちかねのカニが登場!
待ちわびたお味は……
カニが茹で上がるまでの30分、軽く料理をいただきながら待つ。三国で揚がった魚の刺身(上)ひれ黒カレイの煮物(下) |
締めはカニの茹で汁を使ったカニ雑炊だ。
「儲かるだろうと言われますが、むしろヒヤヒヤものです。なぜって浜値が1杯2万円以上の高値のカニでも、茹でたら身がすいてた、なんてことはザラ。例えば5人の予約が入ったとして、8杯仕入れてやっと5杯使える、という時も……」
儲けよりも旨いカニとお客さんの満足のために。
次のページではそんなご主人の逸話と本物の越前ガニの見分け方をご紹介。