癒しの旅/関西の美食旅

人には教えたくない!旨い店~和食編2(2ページ目)

大阪は箕面の静かな環境の中、個室でゆっくりと料理が味わえて隠れ家感覚は抜群という『美食倶楽部 みのお茶寮』。これぞ人に教えたくない店の代表格! ……なのですが、実は知る人ぞ知る「有名な隠れ家」!?

執筆者:岩佐 十良

全国で“その時にいちばんおいしいもの”を。
陶製火鉢で焼く但馬牛に舌鼓


みのお茶寮 料理
夜のコースは9,240円~。写真は15,000円コースの中から八寸と炭焼。これは秋のメニューで、松茸は11月にはほぼ終了する。
 さて肝心の料理。これからの季節なら、北海道サロマ湖の牡蠣や、近くの北摂連峰で獲れるイノシシなど、全国から“その時にいちばんおいしいもの”を集めてくる。その素材を彩りも美しい八寸などに仕立てるのは、10年以上ここで働く料理長。そしてメインの『炭焼』は、大きな陶製の火鉢を客室に運び入れ、炭火で但馬牛や子持鮎などを焼いてくれるのだ。

「目の前で焼いていれば、お客さんが本当は何を求めているのか、美味しいと思ってくれるか、わかるじゃないですか」


個性派亭主との会話が
料理をおいしくする?


みのお茶寮 主人
「お客の要求に応えるのが仕事」とは“名物”のご主人。
 この時の亭主との会話を楽しみに来る客が多いので、できるだけ客室に自ら足を運ぶ。さらに、下足番もすれば、電話もとる。合間に、従業員も叱りつける。

「前は、一日中怒ってましたよ。今はそうでもないから、お客に、“オヤジ、最近元気ないな”と寂しがられたり(笑)」

 とご当人はおっしゃるが、なんの、まだまだその声は館内に響いている。さて、その元気な声を聞きにでかけますか。

名物主人の顔を拝みに行くのもまた楽しみのひとつ、『みのお茶寮』。次のページで、詳細なデータをご紹介します。
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