千手院の尼僧さんに、どうすれば宝くじに当たることができるのか、聞いてみました。お答えはとてもシンプルですが、たいへん含蓄深かったです。
1.長く願い続けることによって
順番が回ってきます
縁起のよい虎の置物も、ぜひ買って帰りたい |
20年ですよ、20年!気が遠くなりませんか?
「それは、20年目にして順番が回ってきたということなのです」と、尼僧さんはおっしゃいます。つまり、神様や仏様は、無数の人々の願いを聞き、その中から、順番に当たるべき人をお決めになるということです。このエピソードから学ぶべきことは、「信じることをやめてはダメだ。諦めなければ、順番は必ず回ってくる」ということだと思います。
宝くじだけでなく、どんな願いごとも同じでしょう。
神様や仏様は、われわれよりもずっと大局的に物事を見ていらっしゃるので、一度のお参りで願いごとが叶わなくても、短気を起こしてはなりません。あなたの言葉は必ず届いているので、あとは、神仏に下駄を預けて、何事も御心のままに。
2.まずは買うこと
おたふくは「お多福」。これも、とても縁起がよい |
人は、宝くじで億万長者になるというような大きな望みを抱いても、心のどこかで「自分にはそんな幸運は舞い降りて来るわけがない」と、まず否定から入るもの。しかし、どんな願いごとであっても、まず、叶う可能性があると信じることが出来る人が、最終的な幸運を引き寄せます。
たとえば、前のページに書いた「オリンピックで金メダルを取る」ことは、ほとんどの人にとっては非現実的な願いです。その選手にとっても、願いはじめた当初は、はるか遠い世界のことだったでしょう。しかし、「可能性は誰にでもある」と前向きに捉え、それに向かってなんらかのアクションを起こすことで、彼は、それを現実のものにしたのでしょう。
まずは、自分の願いごとの可能性を信じる。簡単なことなので、宝くじだけでなく、他の願いごとにも応用してみましょう。
3.当たるものと
信じて声に出すこと
この虎をくぐると、四国八十八ヶ所を巡ったのと同じご利益がある |
宝くじだけでなく、これも、普通の願いごとにも応用できますね。
最後に、千手院の尼僧さんからのメッセージをもうひとつ。
「このお寺に来ると楽しくなる。
そう思っていただくために、いろいろとがんばってます。
宝くじに当たりたい人だけでなく、皆さん、遊びに来てくださいね」
●アクセス方法などの詳細は
千手院のホームページをごらんください。
ご利益一番、ガッツが出るお寺! |
「奈良 寺遊び 仏像ばなし」もごらんください
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