ポイントその1
浄瑠璃寺の紅葉は、10月下旬ごろからじょじょに色づきはじめます |
浄瑠璃寺は、奈良にほど近いが住所の上では京都府内の、「当尾の里」と呼ばれるエリアにあります。周辺は、石仏や野菜の無料販売所などがあるひなびた山間の里です。
浄瑠璃寺には、九つの阿弥陀如来像があります。人が亡くなると、阿弥陀様が迎えにきて極楽浄土に連れて行ってくれます。その迎え方は、その人が生前に積んだ徳によって、九つのレベルに分けられます。徳の高い人はすばやく華やかに、それほどでもない人はそれなりに。その九つの段階ごとに担当する阿弥陀様がいるので、ここには、九体の阿弥陀如来像があるというわけです。
ポイントその2
浄瑠璃寺は山門前の参道もいい雰囲気 |
浄瑠璃寺のもう一人のスターは吉祥天女様です。秘仏なので、普段はお厨子の中に隠れていらっしゃいますが、お正月と春秋のそれぞれ二ヶ月間は、その麗しいお姿を見せてくださいます。この時期はちょうどそれに当たっていてラッキー!
●浄瑠璃寺の情報はこちら
ポイントその3
岩船寺の三重塔も美しい |
浄瑠璃寺にほど近い岩船寺には、たいへん立派な阿弥陀如来像があります。10世紀を代表する堂々たる仏像です。象に乗った普賢菩薩も美しいです。静かな山間の寺の雰囲気も楽しんでください。
ポイントその4
大人気!正倉院展正倉院には9000点もの宝物があり、毎年この時期に行われる正倉院展では数十点が展示されます。今年は69点(うち19点が今回初めての展示)です。今回の見どころは優れた工芸品や貴人の装身具。天平時代の最先端のファッションをお楽しみください。
●今年の正倉院展で展示される主な宝物
ポイントその5
東大寺、興福寺周辺を自由散策正倉院展が行われる時期は、奈良がもっとも華やぐ季節です。奈良公園の鹿と遊んだり、3月堂、大仏殿などの東大寺の諸堂を拝観したり。また、この時期には、普段は見られない興福寺の北円堂、南円堂内陣、五重塔初層も特別公開されます。寺好き、仏像好きの方は、こちらもお見逃しなく!
●詳細、お申し込みはこちらです
●吉田さらさの「ふわり見仏紀行」に関する情報は、こちらの記事もご覧ください。他に、兵庫コース、滋賀コースがあります。
浄瑠璃寺周辺では、無人の野菜販売所での買い物も楽しみです |
参加申し込みは、JTB旅物語のホームページをごらんください。
●今回のコースの魅力について詳しく書いたわたしの著書はこちらです
「奈良 寺あそび 仏像ばなし」
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