赤山禅院のご本尊は
陰陽道の開祖です
赤山禅院の境内にある神社。紅葉の色が濃い |
赤山禅院は、天台宗の総本山である比叡山延暦寺の別院に当たる重要な寺です。しかし、ご本尊は「赤山大明神」という神様で、境内には、数珠をぐるりと巻いたような不思議な門がある神社もあります。
ルーツを辿ると、その神様は中国では泰山府君という名前で、かの陰陽道の開祖なのだとか。そのせいか、ここには、普通の寺ではあまり見かけないような陶器の狛犬などもあります。紅葉だけでなく、細部をいろいろ見て珍しいものを探すのが楽しいお寺ですね。
赤山大明神の謎の門 |
秋桜と
素敵な石仏群
真っ赤なもみじの間に咲く、可憐な冬桜 |
もうひとつの見どころは、境内奥にある石仏群です。たくさんの羅漢さんや観音様が並ぶ様子は壮観。苔むした姿は、デジカメ写真の被写体にも絶好です。たいへん素敵な千手観音も発見し、石仏マニアのわたしは嬉しくてたまらないのでした。
境内奥にある素敵な石仏群をお見逃しなく |
次のページは、庭園の美しい蓮花寺です。赤山禅院からは徒歩圏内なので、ぶらぶら歩いて行ってみてください。