京都の裏ベストシーズンは
5月初旬~6月半ば

この季節のもみじは赤い実をつけている
京都はむろん、桜と紅葉のシーズンがもっとも人出が多いですが、実は新緑の季節も、それに負けないくらい美しいのです。とりわけもみじは赤い実をつけており、光を受けてきらきらと輝いています。

しかし、ゴールデンウィーク中は人が多すぎてのんびり歩けないので、お時間に余裕がある方には、連休明けをお勧め。しかし、梅雨も後半になると京都特有の蒸し暑さが始まってしまいます。したがって、京都旅行の裏ベストシーズンは、5月~6月半ばということになります。

嵯峨野の新緑と
古寺を愛でよう

こんな光景を見られるのも、京都の郊外ならでは
京都の魅力は、ひとつは町なかの寺めぐりとその周辺のグルメや買い物。もうひとつは、山際をゆっくり歩くこと。京都は盆地なので、ちょっと中心部を離れると、すぐに山になります。その山際には必ずや神社や寺があり、地域ごとの歴史や文化があります。そのへんが、東京やその他の都市との大きな違い。京都では、郊外に行っても、古都らしい情緒あふれる散歩が楽しめるのです。

中でも一番人気は嵯峨野です。と言っても嵯峨野と呼ばれる地域は広く、すべて歩くにはたっぷりの時間と体力が必要。今回は、嵯峨野の一番奥にある鳥居本というところまでバスで行き、周辺の散歩を楽しむコースをご案内します。もちろん自分の足で登って降りてくるのも可ですが、この道はだらだら坂ながらけっこう長いため、バスを利用する方が効率がよいと思います。

嵯峨野最奥の寺は
愛宕念仏寺

愛宕念仏寺の石段を登ったその先に、不思議な世界が広がっています
嵐山駅前からバスに乗り、愛宕寺前というところで降ります。この場合に限り、あたご、ではなく、おたぎ、と読むのでご注意ください。バス停の目の前に赤い門があり、それが愛宕念仏寺です。あとでご案内しますが、嵯峨野には、もうひとつ念仏寺という寺があり、それは化野念仏寺(あだしのねんぶつでら)です。混同しないように、これもご注意ください。

新緑に彩られた石段を登ると、境内には、世にも珍しい光景が広がっています。こんなものは、長くあちこちの寺をめぐっているわたしも、ここでしか見たことがない!

それがどんなものかを知りたい方は、次のページへGO!

次のページでは愛宕念仏寺の面白仏像をお楽しみいただきます。