寺・神社/北海道・東北の寺・神社

運気アップの東北旅行その2 瑞巌寺編(2ページ目)

前回の記事に続き、女3人の「開運、東北旅行」です。今日は松島の瑞巌寺へ。風水の先生のお言葉通りに旅をしたわたしたちには、その後、どんな幸運が舞い降りてきたのでしょうか。

吉田 さらさ

執筆者:吉田 さらさ

寺・神社ガイド


露天風呂はあっても
温泉ではないという意外な事実

さて、予約した旅館に到着しました。M子ちゃんと先生は、さっそく「温泉に入ろう」と大はしゃぎ。しかし、ここで仲居さんが爆弾発言。

正直な話、天気もあまりよくなかった。しかし、このような曇天でも雨がほとんど降らなかったことをラッキーとみなすべし
「お客様。水をさすようで申し訳ないのですが、
うちのお風呂は温泉ではございません。
宮城県の温泉なら、作並温泉などをお勧めします」

青ざめるM子ちゃん。しかし先生がすかさず、「ま、それでもこの部屋は海に面していて、こんなに景色がいいし、露天風呂もあるし、いいことがいっぱいだよね」と。実際、大きな窓から見える風景は、島々が一望の素晴らしいものです。なるほど、よくなかったことにこだわるよりも、目の前にあるよいことを語りましょう。それも運気を上げるコツですね。

●わたしたちが泊まったホテルニュー小松はこんな宿です。

翌日は瑞巌寺へ
わたしにとっては、ラッキーてんこ盛り

食べるのに気を取られてほとんど写真がないが、旅館では海の幸をたくさん食べた
先生は用事があるので東京にお帰りになりました。翌朝は、わたしは相変わらずなかなか起きられませんでしたが、M子ちゃんは、早くから露天風呂に入ってご機嫌の様子です。本日は、寺旅研究家のわたしにとってはメインの目的地、瑞巌寺にまいります。

わたしは、どちらかと言うと関西方面に出かけることが多く、東北の寺は、中尊寺以外は、あまり行ったことがありませんでした。知らないことが多いと、他の人にとっては当たり前のことが大発見に思えるという幸せがあります。そして、ここ瑞巌寺で、わたしは、たいへんな幸運に恵まれたのです。

それは、門をくぐって本堂に行く前に、世にも素晴らしい石仏を大量に見つけたことです。瑞巌寺と言えば、伊達家のお膝下で栄えた豪華絢爛な寺、というイメージしかなかったのですが、こんなにたくさんの石仏があったとは知らなかった。このコーナーの記事を以前から読んでくださっている方はご存知かも知れませんが、このごろわたしは、石仏ウォッチングと写真撮影が、三度のメシより好きなんですよ。
謎の洞窟と石仏が続く、わたしにとっては夢のように幸せな風景

西国三十三か所の
観音様が勢ぞろい

昭和初期に、名工、月田文治という人が彫ったと書かれています。さすが名のある方の作品だけあって傑作ぞろい
ここの石仏は、すべて観音様です。そしてそれは全部で三十三体あります。なぜかというと、ここの石仏は、「西国三十三ヵ所めぐり」の簡略版だからです。お寺に行くと、よく、四国の八十八ヶ所めぐりを一ヶ所でできるコーナーがありますよね。それと同じで、ここでは、和歌山県の青岸渡寺に始まり、関西をぐるっと回って岐阜県の谷汲山華厳寺で終わる観音様巡礼の旅が、ほんの10分でできるのです。

●西国三十三ヵ所について詳しく知りたい方は、こちらをごらんください。

次のページは観音様の撮影にはまりまくる吉田! ああ、なぜ石仏は、こんなに魅力的なの?
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