山楽荘は、
文人や画家に愛された宿です
山楽荘には、骨董品を集めた部屋もある |
ご主人のお話によると、それと知らずにお泊めした方が、後日、作品を送ってこられて驚くこともあるのだとか。おそらくこの宿には、芸術家にインスピレーションを与えるような「いい気」が流れているのでしょう。
館内には、そのような芸術家たちの作品が、あちこちに展示されています。骨董品を集めた部屋もあります。とりわけわたしは、川合玉堂先生がしばしば泊まられたという一室が気に入りました。おりしも窓から紅葉が見え、部屋全体が、真っ赤に染まって見えました。
紅葉に赤く染まる川合玉堂の部屋 |
●山楽荘のホームページはこちらです。
蔵屋さんは
おやきとお蕎麦が美味しい
お昼は蔵屋さんでいただきました。名物のおやきがまずおやつとして出て、その後、手打ち蕎麦を中心としたお料理が、これまた盛りだくさんに並びます。こちらも食事だけでなく、宿坊でもあります。客室やお風呂からは、関東平野の夜景や御嶽山の絶景が望めます。蔵屋さんでは、お昼ご飯に手打ち蕎麦もいただける |
知らずに食べたら、これがこんにゃくとは誰も思わないはず |
オマケにこんにゃくはローカロリーなので、おやつなのに、たくさん食べても太りにくいのだ!
※このこんにゃくは、蔵屋さんのものではなく、お隣の土産屋の「千本屋」のものを、今回のツアーのため、特別に出していただきました。
●蔵屋のホームページはこちらです
ケーブルカーの乗り場では
必ず燻製チーズを試食すること
ケーブルカーの乗り場では焼きたての団子や川魚も食べられる |
わたしはにおいの強いチーズも美味しくいただけますが、ここの燻製チーズはとてもまろやかで特有の癖がなく、チーズが苦手という人にもお勧めできます。あまりにも気に入ったのでたくさん買って帰ったのですが、すぐに食べてしまい、写真を撮るのを忘れていました。
あとで調べてみると、これは、奥多摩にある「みやび」という会社の製品でした。この会社は、いかにも奥多摩らしく、木で作った製品を扱っています。
主なものは、木製の家具と卒塔婆(!)のようですが、あまった木でチップを作り、チーズを燻製にしているようです。密かな人気らしく、全国発送もしていただけますから、ぜひお試しを。
●みやびのホームページはこちらです。
冬の御嶽山の山頂は確かに寒いです。しかし、関東平野の大パノラマや夜景を楽しむには、空気が澄み切った冬場が一番。大みそかから元旦にかけては、ケーブルカーが終夜運転され、初日の出も拝めますよ。
ご来光は、御嶽山の各所から拝める |
●さらに深く宿坊について知りたい方には、「お寺に泊まる 京都散歩」もお勧め!
●日本の山岳宗教についてもっと詳しく知りたい方は、「奈良 寺あそび 仏像ばなし」の中の、吉野の章もご参照ください。
●「神社、寺めぐり」では、毎月2回、メールマガジンを発行中です。ガイドが最近旅した時のエピソードなどを添えたコラムや、今後、取材する予定の神社やお寺の情報をお届けします。購読を希望される方は、下記よりお申し込み下さい。
※現在停止中※
「神社、寺巡り」メールマガジン申し込み、バックナンバー一覧