えっ、こんなにきれいで
広いお部屋なの?

部屋は広く、普通の旅館と変わらない
御嶽山荘は、大きな萱葺き屋根が目印の、御嶽山の宿坊の中でも、規模が大きい施設です(残念ながら、今回尋ねた2007年11月21日は、屋根は工事中でした)。

お部屋は広く、とてもきれいで、テレビなどの備品の感じも、ちょっとした温泉旅館と変わりません。御嶽山は標高が千メートル近くあるので、夜は冷え込みますが、お布団の中には湯たんぽも入れていただき、ぬくぬくと過ごすことができました。


山の幸を中心とした
お食事も盛りだくさん

近所で採れた山の幸を中心とした夕食
夕食も、とても美味しかったです。お寺の宿坊との大きな違いは、まず、精進料理ではないことです。神道では、魚や獣の肉類も神様にお供えしますよね。お酒も飲めるのでご心配なく。お酒も立派な神様へのお供えですから。

と言っても、御嶽山は山奥なので、山の幸が中心となります。秋はそのへんで取ってきたきのこや、神主さん自らが畑で育てた野菜などがメイン。手作りのこんにゃくは、やわらかいのにコシのある食感で、「こんにゃくってこんなに美味しいものだったのか」とびっくり。珍しい鹿肉の燻製もいただきました。ああ、満足、満足。

朝食には、卵や鮭など精進料理では見られない食材も使われます
朝食も、このように品数いっぱい。卵や鮭もあり、正直な話、たいていのお寺の宿坊より豪華です。神道は、護国豊穣を願うもの、つまりは、皆に食べるものがゆき渡り、幸せに暮らせることを祈るものだから、やっぱり食べ物が豊富でなければね。

神主さんたちによる
雅楽の演奏も聴ける

お寺の宿坊に泊まり慣れたマニアの方々は、ここで「ちょっと待て」と思うかも知れません。お部屋もぬくぬく、料理も盛りだくさんで居心地がよいのはいいが、宿坊ならではの体験ができなければ、普通の旅館に泊まるのと、まったく変わらないじゃないか。いえいえ、お楽しみはこれからです。今回は、こちらならではのイベントとして、雅楽の演奏会が開かれました。

雅楽の実演は、他ではめったに見られません


よく初詣に神社に行くと、雅楽のテープが流されていることがあります。でも、生演奏をじっくり聴いたことがある方は、意外と少ないのではないでしょうか。使われる楽器は、写真右から、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、横笛(おうてき)。演奏するのは、宿坊の神主さんです。演奏後は、楽譜を広げ、吹き方を教えてくださいました。

●御嶽山荘のホームページはこちらです。こんなにいたれりつくせりで、宿泊料金は、8400円~10500円(一泊二食、税サービス込み)とは、安すぎる!

次のページでは早朝の御嶽神社にお参りします。関東平野の大パノラマとお神楽をお楽しみください。