第1位:反政府団体が空港占拠。9日間も閉鎖
|
一部のホテルにはタイ政府観光庁のカウンターも設けられた |
なんと言っても2008年最大のニュースは反タクシン元首相派政権の市民団体「民主市民連合(PAD)」が空港を占拠し閉鎖してしまったことでしょう。結局、PADによる占拠は12月3日まで続き、約1週間空港が一切利用できない状況になり数万人の外国人観光客が足止めされてしまいました。タイ出張中だったガイドもその被害にあった1人。結局、帰国予定日には飛行機に乗ることができず、臨時便でバンコクから3時間の場所にあるウタパオ空港から帰国することになりました。
空港には非常事態宣言が出されていましたが、当のデモ隊参加者たちは、楽しそうに音楽に合わせて踊りお祭りのように楽しんでいる様子がテレビにも映し出されてしまいましたね。バンコク市内もタイ国内の他の地域も、空港が閉鎖となっても何も変わることなく、いたって平穏でした。とはいえ、観光的なイメージダウンは避けられず、キャンセルが相次いでいるそうです。
|
ウタパオ空港から臨時便で帰国する外国人も多かった |
タイ経済にとって観光業は重要な役割を担っているだけに、今回の騒動が引き起こしてしまった損害はかなりの痛手になってしまいました。政情が安定することはしばらく難しいかもしれませんが、今回のような非常識的な行動でタイ国内外の多くの人たちに迷惑をかけ、損害を出してしまうことは今後一切やめてもらいたいものです。
<関連記事>
・非常事態が日常!? タイ国民の憂鬱・旅行前必読!タイの治安はどうなの?安全?