熱帯魚観賞の合間に!石白川海中温泉
砂浜と岩場から熱い湯が湧く、石白川海中温泉。※写真はクリックで拡大。 |
前ページで紹介した、熱帯魚観賞が楽しめる石白川海岸にも海中温泉があります。場所は、海岸に向かって右側の磯の中です。満潮時は水没しており、海の一部と化していて分かりませんが、干潮になると突然出現します。出現すると、すぐに子供に発見されて、浅くて温かいので居心地が良いので子供にも人気で、子供プールのように浮き輪の子どもたちに占領されてしまいます(笑)。
手前の砂浜と奥の岩場から、熱い温泉が噴出しており、全体としては相当な湯量と思います。しかし、特別な泉質は感じませんし、目に入ると染みるので、基本的には海水に近い成分であろうと推測しました。式根島の他の海中温泉は岩場の温泉ばかりなので、湯船の底が砂浜になった温泉は、海の温泉らしい美しい印象を受けます。
石白川海岸での海水浴や熱帯魚観賞は満潮でも楽しめますが、石白川海中温泉も同時に楽しむことを考えれば、やはり干潮時に行くのがお勧めです。
東日本を代表する海中温泉!地鉈温泉
断崖絶壁の真っ只中にある地鉈温泉。素晴らしい泉質とワイルドな風情は、東日本を代表する海中温泉の名に相応しい。 |
源泉が高温なので、満潮の海水が流入して適温になった湯船に浸かる。海と一体化した温泉は、まさに海中温泉の醍醐味。※写真はクリックで拡大。 |
通常、海中温泉は干潮時のみ入浴可能な温泉ですが、地鉈温泉は源泉が高温の為、満潮時に海水と混ざった状態で入浴するという、風変わりな温泉でもあります。海水が入って来る側の湯船には、泥のような温泉成分が堆積しており、滑り易いので要注意です。
温泉らしい泉質にごだわるのであれば、海から遠い湯船が海水の混入が少なく良いのですが、かなり高温の湯を我慢して浸かる感じになります。島に到着した当日は、頑張って最奥部に浸かり、大満足出来ました。
翌日は、全身が日焼けで火傷のように真っ赤になっており、温度の高い湯が皮膚に染みるので、海側の温い湯船にしか浸かることが出来ませんでした。しかし、時折流入する波を感じながらの入浴も、海中温泉の醍醐味だと感じることが出来ました。結局、どの湯船に浸かっても、地鉈温泉は完璧な海中温泉だと思わずにはいられませんでした。
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