温泉/中国地方の温泉

小屋原温泉熊谷旅館 四つの家族湯の名湯

小屋原温泉熊谷旅館には大浴場はありません。内湯の家族湯四つが、熊谷旅館の風呂の全て。共同湯のような素朴で温泉情緒溢れる浴室で、極上の湯を存分に堪能します。日本を代表する炭酸泉の名湯、小屋原温泉を紹介!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

小屋原温泉熊谷旅館は三瓶山麓の一軒宿。名湯が多い島根県の中でも、三瓶山周辺は、知る人ぞ知る秘湯が集まるエリアなのです。

小屋原温泉熊谷旅館には大浴場がありません。内湯の家族湯が四つあるだけなのです。共同湯のように素朴な風情の浴室は、極上の湯を堪能する為だけに、存在しているかのような佇まい。温泉情緒に溢れ、温泉好きの琴糸に触れるに違いありません。日本を代表する炭酸泉の名湯、小屋原温泉熊谷旅館を紹介します。
    小屋原温泉熊谷旅館は一軒宿の秘湯小屋原温泉で最も良い湯と評判! 二番目の浴室小屋原温泉でガイドのいちおし! 三番目の浴室…2page海にも山にも近い、小屋原温泉の夕食…2page温泉は見た目ではない!残りの浴室で再認識…3page交通アクセス情報…3page

    小屋原温泉熊谷旅館は一軒宿の秘湯

    小屋原温泉
    小屋原温泉熊谷旅館の玄関と客室。浴室棟は奥にある。
    小屋原温泉熊谷旅館は三瓶山麓にひっそりとあります。何故こんな所にと思ってしまう程ですが、答えは簡単。名湯が湧いているから、この場所に旅館があるのです。そして、この温泉を求めて、全国からお湯の違いの分かる温泉好きがやって来ます。

    炭酸泉の名湯として知られ、日帰り入浴も受け付けていますが、宿泊客が居る時には、中止になってしまうこともあります。また、日帰りの場合は、一回の入浴時間に制限があります。週末は、次のお客さんが待っていることも多いので、四つある家族湯の一つにしか入れません。この温泉を満喫するには、やはり宿泊がベストなのです。

    小屋原温泉の客室
    秘湯にしては、整った客室が嬉しい。
    早めにチェックインしたつもりが、既に先客がいました。さらに、後からも車が何度か来ましたが、あれ?帰って行ってしまった。そうです、宿泊客が居る為に、日帰り不可になったようなのです。日帰りで行く場合には、絶対に宿泊客が居ない時間帯に行くことを、強くお勧めします。風呂場が共同湯のような造りなので、客室も素朴な造りかと思ったら、意外にも整った客室でくつろげました。

    また、家庭的というよりは、むしろ放っておいてくれる感じの接客なので、ともかく温泉だけが目当ての、温泉好きに向いた宿と思いました。


    小屋原温泉で最も良い湯と評判!
    二番目の浴室

    小屋原温泉二番目の浴室
    湯が良い上に、絵になる小屋原温泉熊谷旅館の浴室。※写真はクリックで拡大。
    四つ並んだ家族湯の中で、最も良いと評判なのが、手前から二番目の浴室。その理由は、源泉に近く湯船が狭いので、お湯がフレッシュだからとのこと。期待を膨らませて入ります。しかし、何故か前回入った三番目の浴室の方が、良かった気がしてしまいました。

    とはいえ、湯船の構造もあって、絵になる浴室であることは、間違いありません。宿泊なので、入浴一回の時間制限もありませんし、先客は四番目の浴室に入ってました。他の宿泊客もまだ到着してない様子なので、存分に長湯を楽しみます。
    →次ページでは、ガイドのいちおしの浴室と、秘湯の夕食を紹介します!>>>
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