No１名古屋メシ・味噌煮込みうどん実食調査(3ページ目)

■　「山〇屋Ｈ」

すっきり飲みやすいつゆ
赤味噌の個性活かしつつ食べやすい

「山〇屋Ｈ」の味噌煮込みうどんは玉子入りで1260円

名古屋駅の地下街、オフィス街の路面店、郊外店の３店舗で実食。玉子入りが基本で、値段は1260円に統一されています。

つゆはＳと比べるとすっきり。赤味噌の風味を活かしつつ、クセのない飲みやすい味に仕上げてあります。麺は普通のうどん屋さんと比べると太めですが、Ｓよりは若干細め。ゆで加減も普通よりはやや固めかな、といった感じ。全体的に、広く親しまれやすい味わいです。また、注文時に、玉子のアレルギーの有無、麺のゆで加減について確認してくれるので、玉子を抜いたり、麺を柔らかめにしてもらうことも可能です。

エプロンは布製

ネギ、油揚げ、かまぼこ２枚という具の構成は同じ。が、鍋の底にひとかけらだけ、かしわ肉が。小指の爪ほどの肉ですが、これはこれでちょっぴりうれしく感じます。玉子は白身が少し固まっているくらいの半熟。黄身はとろけ出す液体状なので、レンゲですくって食べるか、後半、スープに混ぜてまろやかさを楽しみましょう。

漬物・ご飯お替り自由
おしぼりもお取替え

おしぼりもくり返し使えるタオルタイプで、食前と食中もしくは食後の２度出てくる

漬物はお替り自由。スタッフが盛り合わせのお盆を持って巡回してくれるのもうれしい

感心するのは行き届いたサービス。ご飯と漬物はお替り自由で、漬物はスタッフがお盆を手に店内を回り、お好みの種類（白菜・キュウリ・大根）を追加してくれます。おしぼりは食前と食中もしくは食後に２度出てきて、しかも最初は温かいもの、体が温まった食後は冷たいものと使い分けているのも実に気が利いています。

赤味噌の個性を活かしながらクセのない味を完成させている上、味、サービスともに店舗によるブレもなし。赤味噌を食したことがない人にも、安心してお薦めできます。

その他の味噌煮込みうどんの人気店は‥‥？

味噌煮込みうどんは「山〇屋」以外でも、名古屋市内のうどん屋さんの大定番メニュー。太くて固い麺を使うのは「山〇屋」独自のスタイルなので、他の店でならごく普通の麺の味噌煮込みうどんにも出会えます。

この他には、仕事仲間の食通カメラマンが絶賛していた「早本」（北区）、「味良」（北区）、「龍」（中区）、前回のアンケートで複数の得票があった「まことや」（昭和区）などが評判の店として挙げられます。同じ名前の「山〇屋」でもずい分と味が違うので、是非ともいろいろな店で味噌煮込みうどんを味わってみてください。


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