在日イタリア人が驚いた日本の味?

「日本に来て一番の変化の巻」

イタリア出身で現在日本に住むマッシ 日伊逐次通訳者(@massi3112)さんがTwitterに投稿した内容が話題になっています。

日本に来た時、驚いたのは「小倉トースト」。名古屋を中心に喫茶店で愛されるソウルフードです。これを見たとき、パンに小豆というの組み合わせに思わずドン引きしたのだそう。この投稿には「食文化と食生活の違い。分かりやすいですね」といった感想や「あんバターパンおすすめですよ!」とさらにおすすめを紹介するなど、様々な声が寄せられました。

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そこで、話題の投稿について、マッシさんに取材を決行、詳しい話を聞きました。

 

食べ出したら美味しすぎてナンバーワンになりました

マッシ 日伊逐次通訳者さんに取材した話によれば、当初、小倉トーストの味を想像できなかったとのこと。

マッシさん:軽く焼いた食パンの食感と厚さにあんこの甘さは、想像ができない味で驚きました。小倉トーストを最初に食べた時に、チョコクリームを塗った食パンの美味しさは超えられないだろうと思ってたけど、食べ出したら美味しすぎてあっという間にナンバーワンになりました。

また、他に驚いた日本の料理は?との質問には、「あんかけスパゲティ。名古屋に住んでた時によく見かけて食べたことはあるけど僕には合いませんでした。イタリアでは考えられない料理です」とのこと。

小倉トーストだけでなく、海外に暮らす外国人から驚かれる料理は、まだまだ日本に多くありそうです。

 

そもそも小倉トーストの由来、知ってますか?

発祥の店「満つ葉」ののれん分け「喫茶まつば」(名古屋市西区)の元祖小倉トースト

発祥の店「満つ葉」ののれん分け「喫茶まつば」(名古屋市西区)の元祖小倉トースト


そもそも、日本人でさえ小倉トーストの由来を知っている方は少ないのではないでしょうか。

そこで、『名古屋の喫茶店完全版』(リベラル社)などの著作もある筆者が解説します。

小倉トーストの歴史は意外と古く、大正後期に名古屋市中区で創業した「喫茶満つ葉(まつば)」が発祥と伝えられます(現在は西区にのれん分け店があり)。店主の実家が製あん業を営んでいたこともあって、メニューにはコーヒーやトーストと並んであんみつなどの和甘味もあり、ある時常連の学生がトーストをぜんざいにひたして食べていました。

それをヒントに試行錯誤の末に生まれたのが小倉トーストでした。また、これもあまり知られていないのですが、名古屋は全国でも特に和菓子店が多い土地柄で、しかも粒あんのしっかりした甘味の菓子が好まれます。小倉トーストはバターの塩気であんこの甘みがより引き立つため、あんこ大好きの名古屋人の舌にマッチしました。

さらに濃い口嗜好に合わせて名古屋の喫茶店のコーヒーはコクと苦味が強いのが基本。これも甘い小倉トーストと相性がよかったのでしょう。こうして小倉トーストは名古屋じゅうの喫茶店に広まり、市内の大半の店で食べられるようになったのです。

 

名古屋歴35年、筆者おすすめの食べ方

小倉トーストは3つのタイプがあります。最もオーソドックなのが2枚のパンであんこをはさむサンド式。続いてパンの上にあんこを盛るトッピング式。そして別添えのあんこを自分で好みの量だけ塗るセルフ式。「コメダ珈琲店」のモーニングはセルフ式ですね。

アレンジのバリエーションが豊富なのがトッピング式で、あんこの上にホイップクリームやジャムなどを載せて人気を博している老舗喫茶もあります。

しかも今年は“新・小倉トースト元年”ともいうべき動きが! 喫茶店向けの食パンを作っているメーカー3社が共同で「小倉トースト100変化」というプロジェクトを発足し、まさに100種類のレシピを考案したのです。バナナをオンしたり、プレスサンドにしたり、フレンチトーストにあんこを乗せたりと喫茶店での採用例も多彩です。

実は思いの外、どんな組み合わせも合う小倉トースト。ひとつのイメージにとらわれずいろんなタイプを楽しむのが何よりのおススメです。


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