B級グルメだけじゃない!
大人を満足させる名古屋・名物グルメ

とかくB級グルメにばかり注目が集まりがちな名古屋の食文化。味噌カツ、手羽先、あんかけスパゲティ、きしめん、台湾ラーメン、小倉トースト‥‥。確かにこれらはおいしいし、自慢できるローカルフードですが、どれもどちらかと言えば庶民派の品々。ガツン!とインパクトが強く、気取らず食べられるもの、手早く食べられるものが目立ちます。

しかし、名古屋の“うみゃ~もん”はこればっかりじゃありません。名古屋らしい地域色を打ち出しつつ、高級感や落ち着いたムードを持ち、大人がじっくり味わえる料理、お店もいっぱいあるんです。

そこで今回は、舌の肥えた40~50代の大人たちをも満足させられる名古屋グルメの名店をピックアップします!


■ 「蓬莱軒」(熱田区) ~元祖ひつまぶしの名店の会席料理

うなぎ料理が盛りだくさんのうなぎ会席

蓬莱軒
蓬莱軒 神宮南門店
うなぎのひつまぶしの元祖、蓬莱軒。今や名古屋メシの定番とも言える超・有名&人気の一軒ですが、意外と知られていないのが、実はうなぎ専門店ではない、という事実。ひつまぶしがあまりにも有名になったため、これ目当てのお客さんが大半を占めますが、本来は料亭。会席料理をはじめ、正統派の和食を幅広く扱っているのです。

うなぎ会席
うなぎ会席。この盛りだくさんな内容で8400円はおトク!

その蓬莱軒本来の魅力にふれつつ、なおかつ名物のひつまぶしも味わいたい、そんな要望を両方満たしてくれるのがうなぎ会席8400円です。

料理の内容は、付き出し・八寸・吸い物・刺身・肝焼き・宝楽(ほうらく)焼き・うまき・うざく・ひつまぶし・香の物・デザート。

うなぎ料理だけでも肝焼き、宝楽焼き、うまき、うざく、ひつまぶしとバラエティ豊か。しかも、ほろ苦味を楽しむ肝焼き、ふんわり優しいだし巻き玉子に包まれるうまき、キュウリとともにさっぱりした三杯酢であえるうざくなど、味わいに変化があるので飽きが来ません。

宝楽焼き
うなぎの白焼きやかしわ、きのこ類などを塩蒸し焼きにする宝楽焼き
中盤のハイライトとなるのが宝楽焼き。これは陶製の平たい鍋で季節の具材を塩蒸し焼きにするもの。鮎や松茸を使うことが多いそうなのですが、ここではうなぎ、かしわなどを使います。たっぷりの塩の上に利尻昆布がしいてあるので、潮の香りが具材を包み込んでいるのも風雅。うなぎはいったん白焼きにしてあり、ショウガ入りの白醤油につけてさっぱりといただけます。