No１名古屋メシ・味噌煮込みうどん実食調査(2ページ目)

■　「山〇屋Ｓ」

こってり強烈な赤味噌の風味に
貫かれた深い郷土愛

名古屋駅のショッピングビル内、繁華街の路面店、郊外の３店舗で味噌煮込みうどんを実食しました。

「山〇屋Ｓ」の煮込みうどん

味噌煮込みうどんの価格は店ごとに若干異なり、名古屋駅店では955円（玉子入り1060円）、繁華街店では924円（玉子入り976円）、郊外店では950円（玉子入り1050円）でした。

つゆは赤味噌の存在感が強烈な濃い口。どろり、とまでは言いませんが味噌の濃度はかなり高く、まさに味噌辛い、といった味わい。赤味噌特有の渋みもはっきりと感じられます。赤味噌に慣れていない人は少々抵抗があるかもしれませんが、まずは白いご飯と一緒だと食べやすいでしょう。

エプロンは紙製。おしぼりは袋入りの使い捨てタイプ

麺はかなり太くて固ゆで。メニューに「硬めのうどんが特徴です」と書かれていますが、それでも初めて食べる人は“生煮えじゃないの？”と思うほど。歯応えがあり噛むとしっかりうまみが出てきます。

打ち粉にそば粉を使っているのも特徴で、名古屋駅の店ではアレルギーの有無を注文時に確認してくれました。アレルギーの心配がある場合は、そば粉を取り除いた上でゆでてくれるそうです。

名古屋コーチンの玉子も濃厚
郊外店では独自のサービスも

絶妙な煮玉子状態になっている名古屋コーチンの玉子

具はネギ、油揚げ､かまぼこが基本。名古屋駅の店だけゴボウのそぎ切りが入っていました。玉子は名古屋コーチンの玉子を使用。黄身は濃いオレンジ色で、味は実にまったり。黄身がとけ出ない程度の半熟具合が絶妙です。普通煮込みだと玉子は入っていないので、是非玉子入り煮込みを注文していただきたいところです。

郊外店ではこんな盛りだくさんのおまけが

独自のサービスを行っていたのは郊外店。おかずとして、食べきれないほどの大量の漬物、小鉢の煮物、デザートまでついてきました。

「山〇屋Ｓ」はとにかく赤味噌ダシの濃さが特徴的。味噌の辛さと濃さにびっくりする人も多いでしょうが、名古屋の赤味噌LOVEの深さを十分すぎるほどに堪能できます。



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