オアシスに行けばデューン(大砂丘)に水晶が美しいクリスタル・マウンテン、豪華客船で川を下りながらプールにワインもよし。砂漠に飽きたら世界3大ダイビング・スポットのひとつ紅海でスノーケリング。夜はベリー・ダンスにスーフィー・ダンスで中東の音色にうっとりしっとり……。

エジプトといえば古代遺跡が有名だが、実はリゾートとしても世界有数の質と規模を誇る。シリーズ「ルートで巡る世界遺産」第3弾は、古代遺跡とリゾートの魅力を兼ね備えた魅惑の国、エジプト!
白砂漠
風が長い年月を経て作り出した奇岩群が見所の白砂漠。バハレイヤ・オアシスへのツアーで立ち寄ることができる。©RIEGER Bertrand/hemis.fr

エジプトの世界遺産とオススメ・リゾート

ナイル川とファルーカ
白い帆船ファルーカが行き交うナイル川。
<エジプト・リゾートのモデル・ルート>
■カイロin→[オアシス・ツアー3日]→ルクソール
 ルクソール→[電車、バスで3~4時間]→アスワン⇔[クルーズ4日]⇔アブ・シンベル
 アスワン→[飛行機]→カイロout
 (アスワン→ルクソール間をクルーズ、アスワン⇔アブ・シンベル間を空路にしても可)
■期間:10日程度~
■予算:30万円程度~
■ベストシーズン:酷暑を避けたいなら5~9月以外
■世界遺産:7か所(遺産の種類:拠点の都市)
 1. メンフィスとその墓地遺跡-ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯(文化遺産:カイロ)
 2. 古代都市テーベとその墓地遺跡(文化遺産:ルクソール)
 3. アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群(文化遺産:アスワン、ルクソール)
 4. カイロ歴史地区(文化遺産:カイロ)
 5. アブ・メナ(文化遺産:アレクサンドリア)
 6. 聖カトリーナ修道院地域(文化遺産:シャルム・エル・シェイク、ダハブ、カイロ)
 7. ワディ・エル・ヒタン(クジラの谷)(自然遺産:カイロ、アレクサンドリア)
聖カトリーナ修道院
『旧約聖書』でモーセが神から十戒を授かったというシナイ山麓にある聖カトリーナ修道院。©牧哲雄
■オススメのリゾート&イベント
 1. ナイル・クルーズ
 2. 砂漠ツアー
 3. 紅海&地中海のマリン・リゾート
 4. ベリー・ダンス&スーフィー・ダンス

エジプトはアフリカの北端で、東端でもある国。北には地中海、東には紅海があって、南と西は砂漠地帯、中央をナイル川が貫いている。アフリカ、ヨーロッパ、アジアが交じり合う独特の立地にあるのが特徴だ。

大文明には大河と乾燥地帯が欠かせないという説がある。大河は多くの食糧生産を可能にする反面、それを維持しないと他に逃げ場所がない砂漠という条件が、巨大国家や様々な文明を育んだのだという。とするならば、砂漠とナイル川を知ることこそが、エジプトを知ること。

といってもあまりストイックにならなくても大丈夫。いまは快適なオアシス・ツアーや5つ星ホテル並みの設備を誇る豪華客船がある! かつてクレオパトラやローマ皇帝たちがそうしたように、リゾートとしてエジプトを楽しむ旅はいかが?