世界遺産/世界遺産豆知識

世界遺産豆知識5 旧市街とその全リスト(2ページ目)

世界遺産の名前でよく見かける「旧市街」という単語。実は30以上の物件にこの単語がついている。今回は「歴史地区」と同じく地域一帯を登録する「旧市街」を解説する。世界遺産の旧市街、全リストつき!

長谷川 大

執筆者:長谷川 大

世界遺産ガイド

「旧市街」の正式名称は?

ケベック
「ケベック旧市街の歴史地区」の象徴シャトー・フロンテナック。実は世界遺産名は「Historic District of Old Quebec」で「city」も「towm」も入っていない。
ユネスコの世界遺産リストが英語とフランス語で書かれているのは前回書いた。では、「旧市街」はどんな英語の訳なのだろう?

答えは「old city」、あるいは「old town」。では「city」と「town」の違いは?

解釈は様々だが、だいたいの答えは以下。

■city
大きくて有名なまち。古くは大司教座が置かれたカテドラルの教区。行政区単位で見ると「市」「町」にあたることが多い。

■towm
規模が小さいcity以外のまちで、village(村)よりも大きいもの。日本語ではやはり「市」「町」になる。ちなみに「通り」という意味での「街」は「street」と表されることが多い。

イギリスとアメリカでは多少違うが、だいたいこんな感じで使われている。

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