文化庁は9月下旬より地方自治体から世界遺産暫定リストの候補地を募っていたが、11月30日の締め切り後、募集のあった24の候補地を発表した。今回はこの24の候補地リストと、日本の暫定遺産の状況、今後の世界遺産登録の見通しを見てみよう。

2006年日本の暫定遺産状況

石見銀山
いよいよ2007年7月に世界遺産登録の可否が決まる石見銀山遺跡・大森地区の街並み。©村田博之
世界遺産に登録されるためには、まず各国の暫定リストに記載されなくてはならない。暫定リストに載った暫定遺産の中から、政府がユネスコ世界遺産センターに推薦をして、その後世界遺産委員会にて登録の可否を審議する。

2007年1月現在暫定リストに記載されている日本の暫定遺産は下記4件だ。

  • 古都鎌倉の寺院・神社(神奈川県)
  • 彦根城(滋賀県)
  • 平泉-浄土思想を基調とする文化的景観(岩手県)
  • 石見銀山遺跡(島根県)


  • このうち、石見銀山遺跡と平泉に関しては2006年に推薦済み。石見銀山遺跡は2007年7月、ニュージーランドのクライストチャーチで行われる第31回世界遺産委員会で、平泉は2008年の第32回世界遺産委員会で世界遺産登録が審議される。日本はこれまで推薦した物件について落選した経験がなく、登録が期待されている(※2007年6月、石見銀山は無事世界遺産入りした。この結果、日本の暫定リスト記載の物件は8となった)。

    【関連サイト】
  • もうすぐ世界遺産登録へ!石見銀山【島根】(All About「名所・旧跡めぐり」)


  • 2007年以降推薦を目指す自然遺産候補地

    小笠原南島
    世界遺産登録を目指す、小笠原諸島南島のビーチ。
    環境省と林野庁は「世界自然遺産候補地に関する検討会」にて、下記2件の物件を世界自然遺産の候補地として推薦を予定している。

  • 小笠原諸島(東京都)
  • 琉球(沖縄県)


  • 小笠原諸島については2007年1月に暫定リスト記載を決定。6月に正式に記載され、2010年推薦を目指す予定だ。

    文化遺産候補地については次のページへ。