ちゃんと勉強しているのに成績が上がらない……。それは知らない間に「勉強したつもり」になっているから。なぜ成績が上がらないか、今回はその原因を探ってみましょう。

成績が上がらない!その原因を探ってみよう

勉強しても成績が上がらない原因は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、「勉強したつもり」になってしまっているから。勉強したことが頭の中に残っていないのです。2つ目は、勉強する内容が適切でないからです。penやappleなど簡単な単語の書き取りをしたり、自学ノートに教科書内容を丸写ししたりといった、勉強の中身が問題なのです。

勉強した「つもり」になってしまうその原因

塾に、部活に、学校の宿題に、毎日の生活で精一杯なため、学校の問題集を解くのがおろそかになっているケースが目立ちます。これでは元も子もありません。

学校の定期テストは、学校の問題集から出題されることが多いので、まずは学校の問題集をしっかりとやることが大切です。

学校の問題集を提出期限に間に合わせるためだけにやっていると、ただ問題集を埋めることに(こなすだけで)精一杯になってしまい、ほとんど頭に入りません。

あるいは、勉強はなるべくテストの直前にやった方がいいから、テストの前に集中して問題集を解いている子も少なくありません。

いずれのケースも、やりっ放しで、答え合わせや間違い直しを丁寧にやっていないという共通点があります。これこそが勉強した「つもり」になってしまう勉強の仕方です。

もちろん、勉強した「つもり」になっているだけなので、これでは成績は上がりません。

勉強とは、間違いを見つけ修正すること

勉強した「つもり」にならない勉強をするためには、まずは勉強とは何かを考え直してみましょう。ガイドが考える勉強とは、間違いを見つけ、その間違いを修正することです。

大切なことは、間違えた問題をもう一度解き直したり、なぜ間違えたのかを考え、場合によっては「まとめ直し」をしたりすることです。こうしてみて初めて「復習」ができるのです。

■学校の問題集をやるときのポイント
  • 学校の問題集は、毎日がテスト勉強のつもりで少しずつ解いていく
  • 1ページやったら、必ず答え合わせと間違い直しをする
学校や塾の授業で習ったことは、できるだけ早く問題集の該当する問題を解くようにしましょう。その時、必ず1ページやったら、答え合わせと間違い直しをするというルールを徹底しましょう。

勉強は積み重ねが大切です。問題集もただ解くだけではなく、解いたら答え合わせを、答え合わせをしたら間違い直しをすることが大切です。このような間違い直しの積み重ねが、「できない」を「できる」へと変えていくのです。

復習する内容は「基礎基本」から

さて、2つ目の原因である「勉強する内容が適切でない」という問題にはどう対処したらよいでしょうか。

学校の問題集には、基礎基本の問題である「基本問題」「練習問題」などがあります。これに対して、難関校の入試問題を集めた「応用問題」があります(問題集によっては、A問題、B問題、C問題と表現してあったりします)。

まずは、基礎基本の問題である「基本問題」「練習問題」を中心に、確実にこなすようにしましょう。場合によっては、「応用問題」はやらなくてもかまいません。

なぜなら、解けるはずの問題を確実に解けるようになることが大切だからです。「応用問題」を解くのは、その後でも遅くはありません。

定期テストでも受験でも、「難しい問題の1点」も「簡単な問題の1点」も、同じ1点であることには変わりありません。しかし、一つだけ言えることは、難しい問題で1点とるより、簡単な問題で1点をとることの方が簡単だということです。

まず「確実にとれる点」をとることが、成績アップの近道なのです。具体的には、数学ならば図形問題や文章題よりも計算問題、国語なら読解問題や記述問題よりも漢字・語句の問題です。

どの問題で間違えたかを分析しよう!

さて、手元にテストの解答用紙がある人は、それを見てみましょう。模擬試験でも学校の定期テストでも、点数だけに目がいってしまいますが、どんなテストでも「どこが理解できていて、どこが理解できていないのか」をチェックする良い機会でもあります。

数学なら、大問の1番や2番は用語を答えたり、計算問題であるケースがほとんどなので、ここがしっかりできているかチェックしましょう。また、図形の問題の中には学校の問題集から全く同じ問題が出題されていることもあるので、そういう問題を取りこぼしていないかチェックしてみましょう。

英語では、単語や語句、並び替え問題などは基本の問題なので、これらの問題がしっかりできているかどうかをチェックしましょう。学校の定期テストの場合、教科書の例文がそのまま出題されていることもあります。

社会では、地理、歴史、公民のどの分野が弱いのか調べてみましょう。理科では物理や化学の分野は計算や考える問題が多いので、まずは、暗記する問題が多い生物や地学の分野で点がとれてないか調べてみましょう。

国語では、読解問題の前に、漢字・語句の問題が確実にとれているでしょうか。

テストの見直しも、次のテストへの立派な勉強

このように、テストの結果を点数だけでなく、次のテスト勉強に活かせるように活用するという意識が大切です。

「どんな問題をどのように間違えたのか」
「どうすれば次のテストで点数がとれるようになるのか」

これらを意識しながら、次のテスト勉強に取り組むようにしましょう。

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