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もう一つの国際的な学力調査 TIMSSとは?(3ページ目)

国際的な学力調査の代表といえばOECDの学習到達度調査(PISA)ですが、実はもう一つあります。それがTIMSSなのです。今回は、TIMSSの結果からみた日本の学力について紹介します。

伊藤 敏雄

執筆者:伊藤 敏雄

学習・受験ガイド

理科嫌いは減少も、数学嫌いは多いまま!

PISA」の結果同様、TIMSSでも学力低下傾向を示す結果となりましたが、兼ねてから課題とされていた意欲面での問題はどうなっているのでしょうか?

数学の勉強を楽しいと思う割合は、小学生・中学生ともに「強くそう思う」割合が少し増えているものの、「そう思わない」「まったくそう思わない」(楽しくないと思う)割合も増えていて、二極化傾向が起きているのが現状です。

また、中学校では数学を楽しくないと思っている割合が全体の61%にのぼるなど、意欲面での改善がなされていないのも問題です。
数学嫌いは依然多いまま
数学嫌いは依然多いまま


理科の勉強を楽しいと思う割合は、小学生・中学生ともに「強くそう思う」割合が増えていて、「そう思わない」「まったくそう思わない」(楽しくないと思う)割合も中学生では減っているなど、数学に比べるといくぶん改善されているように思えます。
理科嫌いは、数学嫌いに比べると少ない
理科嫌いは、数学嫌いに比べると少ない


>>次は、どうして学力が低下すると困るの?>>
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