Die Hard (88) 『ダイ・ハード』 Only John can drive somebody that crazy. あんなに人をいら立たせることができるのはジョンだけよ。(=ジョンの妻、ホリー) |
1作目、第一の悪夢のはじまりは、ジョンの妻ホリーが勤務する日系商社のオフィスビル。社員を招いたクリスマスパーティーに、会社の債券を強奪する目的で西ドイツのテロリストグループが潜入。ホリーの私室でくつろいでいたジョンは、応戦しようと部屋を飛び出したものの、靴を履き忘れてしまいます。はだしのジョンはグループの一人を片付け、男の靴を奪おうとするのですが…
John McClane: Nine million terrorists in the world and I gotta kill one with feet smaller than my sister.
ジョン:世界に900万人のテロリストがいるってのに、妹より足が小さい男にあたるなんて…
さすがは「世界一不運な男」。些細なところでも無駄に運を使いません。サイズの合わない靴をあきらめ、はだしでビル内をかけまわることにしたジョン。無線を使って緊急ラインに連絡し、警官の応援を求めたときも、いたずらの連絡と間違えた女子警官に無下にあしらわれ、
John McClane: No fxxxing sxxx, lady. Do I sound like I'm ordering a pizza?
ジョン:よく聞け、俺がピザの注文をしてるように聞こえるか!
と悪態をつく始末。その後も順調に悪運に見舞われながら訪れたクライマックス。爆破されたビルから逃れるために、屋上から飛び降りることを余儀なくされたジョンは…
John McClane: I promise I will never even think about going up in a tall building again.
ジョン:高いところに登りたいなんてもう2度と考えません
Oh, God. Please don't let me die.
神様、死にたくないよ
と半べそをかいて神頼み。こんなにも感情に素直なヒーローは他に類をみないのでは?ジョン・マクレーンが長きに渡り愛されるゆえん、ここにありです。
「世界一不運な男」のぼやきは『ダイ・ハード2』でさらに炸裂!