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英語耳!『ダ・ヴィンチ・コード』&用語集(2ページ目)

今週の「映画で英語耳!」は待望の『ダ・ヴィンチ・コード』から!予告編からキーとなるフレーズのリスニングに挑戦するクイズを出題する他、謎を解くための用語集を英日両語で紹介します!

執筆者:尾崎 佳加

これが謎を解くキーワードだ──
『ダ・ヴィンチ・コード』用語集(日英両語)

by ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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暗号や数字に関するキーワード


アナグラム (ANAGRAM)
単語や文章のアルファベットを並べ替えて、新しい語句を作る遊び。ソニエールが遺した暗号を解く入口となる。

アトバシュ暗号 (ATBASH CIPHER)
文字に番号をつけて順番を入れ替えて作る、ヘブライ語の単純な暗号。旧約聖書にも使われているという。

フィボナッチ数列 (FIBONACCI SEQUENCE)
それぞれの数字が、その直前の2つの数字の和になっている数列。ソニエールが遺した暗号の中の数字を並べ替えるとこの数列になる。

黄金比 (GOLDEN RATIO)
1:1.618の比率。フィボナッチ数列の隣同士の数の比はこれに近づいていく。人間の体や植物など、自然界の事物の基本的な構成もこの比率。ダ・ヴィンチの作品にも取り入れられている。


宗教や秘密結社のキーワード


オプス・デイ (OPUS DEI)
ラテン語で、「神の御業」の意味。1928年、スペイン人司祭が創設したカトリック系の教団。伝統を重視した敬虔な教団だが、秘密結社との指摘もある。現在80カ国以上、10万人以上の信徒がいて、日本にも支部がある。

シリス (CILICE)
オプス・デイの修行僧シラスが、太ももに巻いている棘付きのベルト。オプス・デイの公式サイトでは、苦行帯や鞭が使用されることはあったが、小説のような誇張したやり方ではないと説明している。

シオン修道会 (PRIORY OF SION)
ソニエールが総長を務めていた秘密結社。原作者のダン・ブラウンは小説の冒頭で、1099年に設立され、ダ・ヴィンチやニュートン、ボッティチェルリも会員だったのは事実だと記しているが、実在しなかったという説もある。

テンプル騎士団 (KNIGHTS TEMPLAR)
1119年、フランス人によって結成された騎士団。金融業や地中海貿易で巨万の富を築くが、1312年、廃止に追い込まれる。

聖杯 (HOLY GRAIL)
イエス・キリストが最後の晩餐で使ったといわれる聖なる杯。聖杯がどこにあるかに関しては、世界に様々な説が存在している。

マグダラのマリア (MARY MAGDALENE)
長い間、イエスに救われた娼婦とされてきたが、1969年にバチカンがこの説を撤回した。しかし、彼女に関する説は、今も様々な論議を呼んでいる。


ダ・ヴィンチの絵画に関するキーワード


ウィトルウィウス的人体図 (VITRUVIUS)
ローマ時代の建築家ウィトルウィウスの人体のプロポーション説に異議を唱えた素描。ソニエールは死の間際に自身の体を使ってこの素描を模した。

モナ・リザ (MONA LISA)
世界で最も有名な絵画。モナ・リザは誰なのか、なぜ微笑んでいるのか、長年にわたって研究され、様々な説がある。ダ・ヴィンチはこの絵を手放さず、どこへ行くのにももって行ったという話は有名。

岩窟の聖母 (MADONNA OF THE ROCKS)
この絵は2枚存在する。無原罪懐胎教徒会として知られる教団は、ダ・ヴィンチにテーマを細かく指示した絵を依頼したが、完成作品に激怒する。ダ・ヴィンチが絵に不穏なメッセージを忍ばせたのだ。この絵はルーヴル美術館に、教団の希望通りに描き直した絵はロンドンのナショナル・ギャラリーに展示されている。

最後の晩餐 (THE LAST SUPPER)
ダ・ヴィンチの代表作の1つ。壁に耐久性の弱いテンペラ画法で描かれたので、損傷が激しかったが、1999年、最新の技術で後年の加筆を消し去った状態に修復することに成功した。と同時に、ダ・ヴィンチが潜ませた様々な謎が現れた。

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