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全興寺・地獄堂を巡って節分・厄除け(5ページ目)

節分といえば鬼。鬼といえば知る人ぞ知る大阪・平野の全興寺の地獄堂…というわけで今回のガイド記事は大阪の名物スポット、ディープスポット、珍スポット(?)の「全興寺」の取材レポートをお届けします。

執筆者:陸奥 賢

こちらが地獄堂。壁に「極楽度・地獄度チェック」が掲げられています。「地獄通行門」という看板もポイントです。


ご存知、閻魔大王です。激怒しているのですが、よく見ると意外にも笑顔に見えなくもありません。


三つ目の鬼です。こちらは実にリアルで恐ろしく、ガイドも撮影しながら「いきなり動き出したらどうしよう…」(決してそんなことはありません)と妙におどおどしました。


こちらは奪衣婆です。死者の衣を剥いで、その重さで罪科を測るとされています。胎内に「座禅を組んでいる高僧」が見えますが、これは「恐ろしい奪衣婆も実は慈悲深い仏である」というのを意味しているのでしょう。


地獄堂内部の別ショット。閻魔大王と鬼のあいだにあるのが「浄玻璃の鏡」です。死者の生前の行いを映し出す鏡とされていますが地獄堂ではボタンを押して地獄絵図のビデオ映像を再生するモニターとなっています。


地獄絵図のビデオ映像の最後に流される「命はひとつきり」というメッセージ。昨今の殺伐としたニュース事件などを鑑みると、この「地獄堂」の生命を肯定するメッセージには深い含蓄を感じます。


「極楽度・地獄度チェック」です。ガイドもチャレンジしてみました。けっこうマジメにやったのですが、あっさりと「地獄行き決定!」。色々と悔い改めようと思います。


「ほとけのくに」の入口です。手すりの中に四国八十八ヶ所霊場の砂が入っています。ここを訪問するだけで四国八十八ヶ所霊場を巡ったのと同じだけの功徳が得られるというわけです。


「おも路地」の駄菓子屋さんです。昔懐かしい駄菓子の数々が売られていて子供たちも大はしゃぎで遊んでいます。


「遊び縁日」のバイゴマ(関東風にいえばベーゴマ)です。紐の巻き方やコマの廻し方などもちゃんとレクチャーしてくれますので、家族みなさんで挑戦してみてください。

1p 「本堂」「小さな駄菓子屋さん博物館」を巡る
2p 「地獄堂」「ほとけのくに」「涅槃堂」を巡る
3p 「おも路地」「門前茶屋おもろ庵」を巡る
4p 「全興寺」スナップ集vol.1
5p 「全興寺」スナップ集vol.2

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