世にも恐ろしい「地獄堂」で命の尊さと大切さを学ぶ
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恐ろしい閻魔大王の形相に子供は怯えますが大人でも結構、腰がひけます。 |
そのあまりの人形の精巧さには大の大人でも驚くほどで、子供たちは完全に腰がひけてしまいますが、この地獄堂は参詣客を驚かせよう、怖がらせようという意図で作られたものではありません。生前の行い(=いま現在の生き方)を見つめなおして、生きることの大切さを説いたもので、実際に地獄絵図の最後には「命はひとつきりなのだから大事にしよう」という重要なメッセージが流されます。興味半分、面白半分ではなくて家族みんなで命の尊さを考え直すキッカケとして是非ともお参りしてください。
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「地獄の釜の音が聞こえる」という不思議な石。石に頭を突っ込んでいるのはガイドです。 |
「ほとけのくに」で癒しのリラクゼーション
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中に入ると子供たちが瞑想していました。常日頃のストレスを解消しているのでしょうか。 |
全興寺の受付の方の説明によると「この曼荼羅の上で座禅を組んで瞑想することで極楽を味わえる」そうですが、実際にガイドも、世にも恐ろしい地獄堂を体験したあとに、この静謐な空間を体験して思わずほっと一息つきました。まさに「ほとけのくに」という名前通りの「癒しの空間」というわけです。
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こちらが涅槃堂内部です。涅槃仏の上にガラスの簾のようなものがぶら下がっていますがモールス信号のメッセージが込められているそうです。 |
次ページでは全興寺の遊びの空間「おも路地」と「門前茶屋おもろ庵」をご紹介します。
1p 「本堂」「小さな駄菓子屋さん博物館」を巡る
2p 「地獄堂」「ほとけのくに」「涅槃堂」を巡る
3p 「おも路地」「門前茶屋おもろ庵」を巡る
4p 「全興寺」スナップ集vol.1
5p 「全興寺」スナップ集vol.2