ドイツ/ドイツのグルメ・ビール・レストラン

ドイツのレストランの利用法とマナー(2ページ目)

旅行中、楽しく食事をするために事前に知っておきたいマナー(注文の仕方、支払い・チップについてなど)や、ドイツならではのルールをご紹介します。

執筆者:カルカ 麻美


心がけたいマナー

音を立てて食べないお皿を持ち上げない、といったこと以外には特に堅苦しいマナーは必要ありません。日本のレストランと同じように常識を心がけていれば大丈夫です。ただ、料理や飲み物をたくさん残すのはできるだけ避けたいところ。不味い場合は別ですが、ドイツ人は「残すと失礼にあたる」と考える傾向にあり、残す人はあまりいません。とは言っても、ドイツ人と日本人の体格は異なり基本的に食べる量が違うので、ボリュームたっぷりのドイツ料理を日本人が食べられなくても自然なこと。無理をして食べてお腹が痛くなってしまったらせっかくの旅が台無しなので、そういう時は「おいしかったけど、お腹がいっぱいになっちゃったから(Das war gut, aber ich bin schon satt. ダス ヴァー グーット、アーバー イッヒ ビン ショーン ザット)」と一言言うだけで、担当の人もずいぶん気分が違ってくると思いますよ。

支払い方法とチップの渡し方

カフェ
カフェでもチップを払うのが一般的
ドイツのレストランにレジはなく、支払いはテーブルでします。担当の人を呼んで、「Zahlen bitte(ツァーレン ビテ=お会計お願いします)!」と言いましょう。全員分まとめて払うことも、1人ずつ別会計にしてもらうこともできます。1人1人払いたいときは「getrennt bitte(ゲトレント ビテ=別々にお願いします)」と言ってそれぞれが頼んだものを伝えれば、その場で1人分ずつ計算してくれます。またテーブルに置いてあるパンを食べた場合は、食べた個数を自己申告してください。

チップはよほどサービスが悪かったとき以外は、レストランでもカフェでも払うのが一般的です。額は目安として5~10%くらい。例えばコーヒー1杯2.8ユーロに対しては切りのいい3ユーロ、食事と飲み物で24.5ユーロの場合なら26~27ユーロくらい払えばいいでしょう。サービスが特別に良くとても満足したときは、少し多めにチップを渡す人が多いです。またドイツでは、テーブルにチップとして小銭を置いていく習慣はなく、支払いのときに直接担当の人に渡します。

レストランで食事をするのは、最初の頃は少し緊張してしまうかもしれませんが、回を重ねるごとに様子が分かりだんだん慣れてくると思います。ポイントはテーブル担当者とチップの支払い。この辺をしっかり押さえて、楽しい食事のひと時を過ごしてくださいね。


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