口の広い花瓶に花を活けるとき、茎が思うように留まらなくて苦労することがあるかと思います。そんなときに使うのが、「花留め」という方法で、活けようとしていている花の枝を適度な長さに切って利用するのが一般的です。簡易的な「花留め」の方法としては、ワイヤーやセロハンテープを使う方法などが、本や雑誌などで紹介されていますが、ここでは、ツルもののグリーンを使った方法を紹介します。
枝やセロハンテープなどを利用した「花留め」は、なるべく見えないように使うことが前提となりますが、グリーンを使うことで、あえて見せても良い「花留め」にしてしまっています。ガラスの花器などにカジュアルに花を活けたいときに役立つ、便利な方法です。
※石を「花留め」とした、こんな例もあります。
花のある食卓~おもてなしの花あしらいグリーンネックレスを使う
今回使用するのは、グリーンネックレスというキク科の多肉植物。グリーンピースのような粒がネックレスのように連なった、特徴的な植物です。このグリーンネックレスは、もちろん、切り花を扱うお店でも売られていますが、観葉植物としてもポピュラーな植物です。手入れが簡単で、どんどん増える植物ですので、鉢ものをひとつ手に入れて、適度に育ってきたらアレンジメントに利用するというのも良いかもしれません。
アレンジメントの具体的な方法は、
次のページで。