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秋のガーデンで楽しむ宿根草

秋は、シュウメイギク・キキョウ・フジバカマなど、なんだか和風な名前の植物が多いですが、これらの植物達、実は、海を渡ってイングリッシュガーデンでも、しっかりと主役をはっているんです。

小島 理恵

小島 理恵

家庭菜園 ガイド

大手造園会社を経てプロのガーデナーとして独立。専門学校の講師も勤める。オーガニックな空間作りが得意で、こと家庭菜園においては、無農薬栽培や有機栽培、地産地消、フードマイレージなどについても研究を重ねている。

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秋に花の咲く草花というと、何を思い浮かべますか?
秋は、シュウメイギク・キキョウ・フジバカマなど、なんだか和風な名前のものが多いような気がします。しかし、これらの植物達、実は、海を渡ってイングリッシュガーデンでも、しっかりと主役をはっているんです。
イトススキのある庭
ご存知でしたか?イギリスではススキも人気が高いんです。写真は、小さな庭でも風情を楽しめるイトススキ。

これから紹介する品種の仲間には、もともと、日本やアジア原産で、ヨーロッパに渡り品種改良されて、イギリスをはじめとしたガーデンで使われ、日本に輸入されているというものもあります。ですから、日本の気候に合っていて、育てやすい品種が多いので、初心者でもおすすめです。

宿根草とは?

シュウメイギク

シュウメイギク
とても丈夫な宿根草で、昔からよくお庭に植えられているので、見たことのある方も多いでしょう。花びらに見える部分は、ガクが変化した部分です。ヨーロッパで品種改良され、現在は、白花やピンクの花、八重の品種なども流通しています。写真は、‘ダイアナ’という品種でガクの部分が、濃いピンクと薄いピンクのツートンになっているタイプ。

環境が合えば、根を伸ばし、子株をどんどん増やして繁殖していくので、小さな庭では適度に間引く作業が必要となりますが、花期が長く、花をたくさんつけてくれるので、一株あるとうれしい品種です。


次のページではカンパニュラ・ユーパトリウムなど、ヨーロッパへ渡った仲間たちを紹介。
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