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秋のガーデンで楽しむ宿根草(2ページ目)

秋は、シュウメイギク・キキョウ・フジバカマなど、なんだか和風な名前の植物が多いですが、これらの植物達、実は、海を渡ってイングリッシュガーデンでも、しっかりと主役をはっているんです。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

キキョウ

キキョウ
万葉集にも詠まれている秋の七草のひとつですね。キキョウは、写真のように開花した姿も美しいですが、つぼみの形が紙風船のようで、このときもかわいいのです。英語では、「バルーンフラワー」と呼ばれているそうです。

適度な日当たりがあって、保水性・排水性ともに良い土壌であれば、特に手間をかけなくても育ちます。

キキョウ科の植物は、初夏に咲くホタルブクロをはじめとして、カンパニュラ‘○○○’という品種が何十種類もあります。どれも、白やブルーを基調とした清楚な色と咲き方で、魅力的な品種が多いのが特徴です。

カクトラノオ

カクトラノオ
切り花としてもよく見かけるカクトラノオ。茎の断面が四角いことからきた呼び名です。実際に触ってみると、茎が角張っているのがよくわかります。

繁殖力が旺盛で、条件が合うと、地下茎をのばしてぐんぐん増えていきます。ですから、一般的には、「日向に植えた方が良い」と書かれていることが多いのですが、ガイドは、あえて写真のように、塀のすぐ脇のような日陰に植えています。こうすると、あまり背も高くならず、増えすぎて困るということもなく、毎年楽しむことができます。


フジバカマ

フジバカマ
ガーデニングに詳しい方なら、「ユーパトリウム」という呼び名の方がわかりやすいかもしれません。これも、秋の七草のひとつで、房状に咲く淡いピンクの花と、臙脂がかった色をした葉の組み合わせが、秋らしい風情を演出してくれます。

最近では、ユーパトリウム‘チョコラータ’といって、花も葉も、チョコレート色をした渋い品種や、白花の品種もよく流通するようになりました。チョコレート色をした植物って、お店で単独で見るとあまりぱっとしない印象がありますが、赤い花やオレンジの花と組み合わせると、お互いをよく引き立てあう効果があり、感度の高いガーデナーの間では、最近、かなり人気が高まっています。


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