4位 十二の巻(ジュウニノマキ)
日本語の園芸名は、「ジュウニノマキ」で、英名は、「zebra haworthia(=ゼブラ ハワーシア)」。ガイドとしては、英名の方がしっくりくるのですが。白い線が12本っていう訳でもでもないのに、なぜか、「十二の巻」。名前を聞いただけでは、それが植物なのかどうかもよくわからない、不思議な名前です。
南アメリカ原産の、ツボラン科(ユリ科)の多肉植物で、日陰や乾燥に強い性質をしています。ということは、基本的に育てやすいということなのですが、さらにコンパクトで花もかわいいので、一般的な園芸店はもちろん、通販でもよく販売されています。
3位 青紫木(セイシボク)
読んで字の如し。表面が緑色で裏面が赤紫色をしているから、「青紫木」。ベトナム原産のトウダイグサ科の植物です。写真は白の斑入りの品種のものなので、葉の緑に白が混じっていますが、なんとも熱帯の植物らしいビビットな色をした植物です。
ところで、なぜ葉の裏が赤紫色をしているのでしょうか?それは、葉の表面から入った日光が、裏面の赤紫色に反射して、もう一度表面に達するので、少ない光で効率よく光合成ができるような仕組みになっているためだそうです。もともと、このセイシボクは、常緑低木ですので、熱帯雨林の中では、様々な高い木に日光を遮られて、あまり、日当たりの良くない環境に生育しています。そんな環境でも生き抜くために獲得した、ビビットな色合いだったのですね。
さて、第1位は?