イギリスで見かけた、魅力的な組み合わせの例。左のパープルに近いピンクのバラの足元に、パステルピンクのアイリス、奥には、濃いパープルのクレマティス、そして遠くには、薄いパープル系の花がつづく。 |
そこで、今回は、花の代表格、バラを例にとって、魅力的な組み合わせや、おすすめの組み合わせなどを紹介していきたいと思います。
隣同士の花の色
この写真は、ガイドが施工し、お施主様が毎日丹念に手入れをされているお庭の事例。奥にイングリッシュローズ系のピンクのバラ、その足元に白いレースフラワー、手前には濃いピンクのジギタリスと、足もとに銅色の葉をしたメギという組み合わせです。バラとジギタリスやバラとメギは、「定番の組み合わせ」といわれていますが、それは、ほぼ同時に花が咲いて、それが組み合わさると、より素敵な空間になるからということなのでしょう。
例えば、この空間で同じバラを使ったとしても、ジギタリスが濃いピンクでなく白だったら、もっと明るい空間に、また、白いレースフラワーが全体を覆っていたら、ふわ~とした幻想的な空間になります。いろいろな庭を見ていて、「いいな!」と思う空間があったら、それを参考にしながら、ご自分の好みに合わせて、草花の色とボリュームを調整してゆくとよいでしょう。
それでは、もう少しバラに近寄って、細かな組み合わせを見てみましょう。
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