家庭菜園/家庭菜園関連情報

その2 プロの技を活かした植え付け方法

シリーズでお伝えしている、「オーガニックなベランダ菜園」の第2弾は、植え付け方法です。プロの技・オーガニックのポイントなどをまじえて、ていねいに説明していきます。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

材料を揃えたら、植え付け作業をはじめましょう。

材料の調達については、こちらの記事を参考に。
シリーズ記事、「オーガニックなベランダ菜園」の第1回目
その1 オーガニックな菜園のための材料調達

鉢底ネットには寒冷紗を使う

寒冷紗を敷く
まず鉢の底に、土が流れ出ないよう、鉢底ネットを敷きます。写真を見るとおわかりのとおり、ガイドはいつも、通常の鉢底ネットではなく、白いメッシュ状の布を使っています。これは、寒冷紗といって、畑の霜よけなどに使われている布です。これを使うのは、ガイドの普段の仕事から生まれたワザのひとつです。

新規オープンの店舗などの植栽の仕事をするとき、植栽の終わったプランターへ、最後に水やりします。そのとき、鉢底から流れ出た水がドロ状になってしまい、ピカピカの床を汚してしまうのがとても気になっていました。そこで、より細かいネット状のものを鉢底ネットとして使用するようになってきたのです。

鉢底ネットと寒冷紗
通常の鉢底ネット/右:寒冷紗 網目の細かさが断然違います。
鉢に水やりをすると、細かい土が流れ出てきて、ベランダが汚れてしまうのが気になる方がいらっしゃると思いますが、これくらい細かいネットを使えば、目立ったドロ汚れはほとんど出ません。寒冷紗は、ホームセンターで一般的に売られていますが、細かいネット状で、水が流れやすいものであれば、何を使用しても構いません。


植え付けの手順

鉢底に炭を敷く
鉢底ネットを敷いたら、炭を厚さ3cm程度敷きつめます。
鉢底土ではなく炭を使う理由についても、前回の記事で紹介しています。

その1 オーガニックな菜園のための材料調達

培養土を入れる
その上に、培養土を、鉢の深さの半分程度まで入れます。

元肥を入れる
そこに、有機質の元肥(もとごえ)を3つまみ程度入れ、軽く混ぜ合わせます。今回使用している元肥はこちら。

創和 土にやさしい有機質元肥 10L

有機質の元肥をつかう理由については次のページで。
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