芽出し球根の水栽培……水耕栽培を楽しむ!
芽出し球根の水栽培……水耕栽培を楽しむ!
ところが、「オランダでは、芽を出させた球根を買ってきて、お部屋で楽しむのが徐々にはやり始めている。」という記事を、先日見つけて、「これはいい!」と思い、早速挑戦してみることにしました。
芽出し球根とは?
芽出し球根は、このようなポット苗の様態で売られています。左のずんぐりした葉は、ヒヤシンス。右のひょろっとした葉は、スノードロップ。 |
皆さんもご存知のとおり、通常これらの球根は、秋に植えて、春の芽吹き~開花を楽しむものなのですが、中には、いつの間にか土の中で傷んでしまっていたり、元々、球根そのものが良くなかったりすることもあって、100%芽吹かない場合があります。芽出し球根は、すでに芽吹いたものだけが売られているので、その点でも安心なのです。
水栽培の作り方
これからの作業で気をつけていただきたいことは、「絶対に根を傷めない」ということ。せっかく出てきている根をちぎってしまったら、球根にとって、水分を吸い上げる方法がなくなってしまうのです。
5.ビンに根腐れ防止剤を入れ、水を入れたら、球根を載せて出来上がり。
根腐れ防止剤とは、珪酸塩白土が商品化されたもので、「ミリオン」などという商品名で売られています。珪酸塩白土は、不純イオンや不良ガスを吸着して、水や土を強力に浄化する機能があるといわれています。園芸店やホームセンターなどで売られていますから、球根を購入する際に、一緒に買っておくと良いでしょう。
水に肥料は入れなくても良いの?
水栽培に向いている球根は、主に、秋植えのもので、球根の中に養分が蓄えられていて、肥料をまったく与えなくても花を咲かせる品種が向いています。例えば、
- ヒヤシンス
- クロッカス
- スイセン
- スノードロップ
- ムスカリ
などで、これらの球根の中には、花芽がすでに形成されています。ですから、水耕栽培の水の中には肥料を入れなくても大丈夫なのです。
ころんとした球根に、かわいい花芽が・・・ 徐々に生長していくのを間近に見ていられるのが、楽しいし、花が咲く前からかわいいのです。
水耕栽培の楽しみを再発見してみませんか?