心付け・チップの渡し方と相場とは?
快適な旅には、それなりの準備やマナーは必須です!
今まで、「いつ、どうやって渡したら良いのかわからなかった」「どうもスマートに渡せなかった」…… そんな方必見です。
<目次>
国内旅行 心付けとは
渋滞などで到着が大幅に遅れる際には、食事の支度でご迷惑をかけることもあります。宿泊先への連絡も大切なマナーです。
しかし、上手に『心づけ』を渡すことにより、あなたの「ありがとう」という感謝の気持ちや、「面倒をお掛けします」という気持ちがカタチとして相手に伝わる…… これは、とても合理的であり、しかもあなたの気持ちを受け取ってもらえる、非常に有効な手段でもあるのです。
旅館での心付けの渡し方・包み方・相場
宿泊料金には『サービス料』が含まれていますので、基本的には『心づけ』は不要です。しかし……・ 小さなお子様連れ
・ 団体旅行
・ ご年配の方とご一緒
などで、お世話になることが多い場合は、お気持ちを包んでおくと安心ですね。
■ いつ渡す?
到着後、お部屋で宿帳を記入する際や、夕食の際が自然です。
ご夫婦の場合は、ご主人が宿帳を書いている間に、奥様がお渡しするのがオススメ。実は、ご主人様からお渡しすると、実際にはお財布を握っていることの多い奥様の許可は得てるのか…… と心配になってしまう仲居さんが多いそうです!
ご夫婦ではなくカップルで訪れる際は、どちらがお渡ししても良いでしょう。但し、あまりお若い方が差し上げるのは、かえって不相応に感じさせる、ということも覚えておいて下さいね。
お世話になったら、帰り際にさり気なく…… というのが『粋』とも言われています!
■ 誰に渡す?
部屋に夕食を運んで下さる方が、たいてい客室係として一番世話を焼いてくれる方です。その係りの方にお渡しするのが良いでしょう。
■ どんな言葉と共に?
「子供がおりますので、いろいろご迷惑をお掛けするかと思いますが……」
「本日は大勢でお世話になります」
などが良いですね。
■ おいくら?
目安としては、宿泊料金の10%程~。3万円の宿泊料金でしたら3000円位~、5万円の宿泊料金でしたら5000円位~。団体の場合は、お1人につき500円程~を、幹事さんがまとめてお渡しします。
しかし、あくまでも『気持ち』ですので、金額は人それぞれで大丈夫です!
■ 何に入れて?
熨斗袋に入れたり、懐紙や便箋などに包んでお渡しします。むき出しやティッシュでは失礼ですので気をつけて!
海外旅行 チップとは
快適なホテルライフのためにも、チップは必要ですね
基本的には、『やって頂いたサービス』に対してチップを渡しますが、『これからお世話になるため』に渡しておく場合もあります。
日本とは異なり、封筒などに入れずに現金をそのままお渡しするのが通常です。いつでもすぐ渡せるように、想定の金額を予め用意しておくことも大切です!
ホテルでのチップの渡し方
■ ルームキーパーへ何かを運んで来て頂いたり、特別に世話を掛けた際は、プラスαで。但し、小さい小銭ばかりですと、余ったお金を渡しているようで失礼ですので、気をつけましょう。
日本人にありがちな、『枕の下』へ置くことはお避け下さい。ルームキーパーにとってチップは当然の報酬ですので、はっきりわかる場所、サイドテーブルの上などに置きましょう。その際、「Thank you」などお礼の言葉を書いたメモなどを添えれば、さらにGOOD!
治安の良くない地域では、チップを忘れると盗難などの犯罪に繋がりかねません。どうぞお忘れなく!
■ ドアマン、ポーターへ
ホテルに到着した際、玄関からロビーまで荷物を運んでくれる係の方がドアマン。そして、ロビーからお部屋まで運んでくれる係がポーターです。この二人には別々なチップが必要になります。
レストランでのチップの渡し方・相場
サービス料が含まれているかいないか、レシートでしっかり確認しましょう
ファーストフードのような、ご自分で運ぶ飲食店では、チップは不要と言われていますが、国によっては、現地の方などが1$程度置いて行くこともあるようです。
■ 誰に?
飲食店では、各テーブルの担当者が決まっていることが多いですので、ご自分のテーブルの係りの方に対して差し上げます。
■ いつ、どのように?
テーブルの上に置いて帰ればOK。レシートを持って来てくれたトレイなどで、紙幣をちょっと押さえても良いでしょう。
カード払いの場合は、サービス料やチップの欄があればそちらに金額を記入します。
■ おいくら?
飲食料金の約10~15%位を目安に。
タクシー、ホテルやレストランの化粧室でのチップの渡し方
■ タクシー料金の15%位が相場ですが、訪れる国のチップ事情を確認して下さい。また、トランクに荷物を運んでもらった場合なども加算します。
■ ホテルやレストランの化粧室
係の方が、気持ち良い空間をキープしてくれ、また、サッとタオルを手渡してくれたりしますね。そんな場合は、チップを差し上げて。
チップは、国によって相場も変わってきますので、行かれる前にきちんとチェックしておきましょう。
また、チップはやって頂いたサービスに対して支払う報酬です。サービスが悪く不満な場合まで支払う必要はありませんので…… 念のため!
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