ロングステイ/アジアでロングステイ

バリ島ロングステイの快適滞在術(下編)(3ページ目)

バリ島シリーズ第3弾!ロングステイを快適に過ごすための滞在術・下編は、ズバリ!ビザ/医療/資金準備/不動産事情/情報収集/心得について特集します。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

バリ島の経済状況は?

1997年アジア通貨危機により、インドネシア経済が崩壊、通貨ルピアは紙切れ同然に陥りました。翌年、IMF(国際通貨基金)に支援要請することで危機的状況をいったん回避しましたが、IMFの指導のもと、国内の銀行は閉鎖や国営化が相次ぎ、中央集権国家といわれたスハルト政権は幕を閉じます。

その当時、バリ島経済は首都ジャカルタの裁量下にありました。外貨獲得のため政府主導のもと大掛かりな開発プロジェクトで観光地化が進み、ヌサドゥア地区を中心に豪奢なホテルが立ち並ぶようになりました。
バリ島観光業の発達と比例するように、公共料金やガソリンの値上げで物価が高騰したことはいうまでもなく、バリ島はわずか数年で激変したというわけです。

バリ島の主な産業は、農林水産業で、バリ島経済の約4割を占めています。また、観光業は、全体の3分の1。水着やパレオなどの服飾産業も、徐々にですがバリ島経済を担うようになりました。

バリ島ロングステイの資金準備

朝の市場
バリ島の朝市の様子をみれば第一次産品の多さ、安さに驚くだろう
近年では、相次ぐテロや津波の風評被害で、観光客が激減したこともあり、今後の行方が気がかりなところ。
現在、通貨ルピアは平穏を保っていますが、米ドルの汎用性が高いので、資金準備には、日本円ないし米ドルの、いずれも高額紙幣で用意するとよいでしょう。
両替商で、現地通貨に両替する際には、その場で枚数を数えることです。

万一の紛失時、再発行に応じてくれるトラベラーズ・チェックもおすすめしたいところですが、交換率は現金より悪いのが、バリ島の特長です。

国際クレジットカードは、対応可能なATM機種が、島内の観光客が多いエリアに、数多く設置されています。お手持ちの国際クレジットカードの提携先(プラスやシーラス、インタラクなど)を確認し、出発前にインターネットでロケーターを調べておくとよいでしょう。


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各国通貨で引き出す国際キャッシュカード

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