ロングステイ/アジアでロングステイ

バリ島ロングステイの快適滞在術(下編)(2ページ目)

バリ島シリーズ第3弾!ロングステイを快適に過ごすための滞在術・下編は、ズバリ!ビザ/医療/資金準備/不動産事情/情報収集/心得について特集します。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

バリ島の医療事情

明るい島民たち
肥満とは無縁のバリ島民はコーヒーと小菓子程度で朝食をすませる
ロングステイの心配時で筆頭にあがるのが、現地医療事情です。
バリ島の場合、外国人向けのインターナショナル・クリニックが、ロングステイヤーには最適な医療機関となります。
インドネシアでは、外国人が医師登録することはできませんから、現地で医療に従事する日本人は、看護士ないし医療コーディネイターである場合がもっぱらです。
また、インターナショナル・クリニックは、医療機関においては「診療所」の位置づけにあり、総合病院とは異なります。


代表的な2つのインターナショナル・クリニックを紹介します。

▼BIMC
インターナショナル・クリニックのひとつBIMC(バリ・インターナショナル・メディカル・センターの略)は、クタ地区のバイパス沿いに位置し、バリ島内でもっとも定評があります。
豪州人経営なので医療技術も高く、近代的な設備を誇っているのが特徴。24時間対応、レントゲン室、個室完備、日本人スタッフは医師、看護士がアドバイザーとして常駐しています。緊急時、および程度によっては、国外移送の手続きも行います。
■BIMCのホームページは、こちら

▼SOSクリニック
同じくクタ地区のバイパス沿いにあるSOSクリニックも、24時間対応のインターナショナル・クリニックで、日本人旅行者も多く利用しています。
日本人スタッフが不在であっても、医療通訳がサポートする体制。往診や緊急移送にも応じます。インドネシア人医師が常駐し、同クリニックのジャカルタサイドも応援体制が整っています。入院設備はないので、24時間以内の応急処置になります。
■SOSクリニックのホームページは、こちら

いずれのクリニックも、海外旅行傷害保険が適用可。日本の損保会社には、キャッシュレス提携を結んでいる会社もあるので、日本を発つ前に必ず加入し、提携先病院リストでチェックすることです。

また、持病や既往症のため、海外旅行傷害保険の適用外となっても、診断書とレセプト(領収書)を日本に持ち帰り、加入先の健保ないしは国保で、海外診療報酬還付請求を行うことができます。英文の診断書や処方箋を、必ず持参し、診察前に提示することです。

なお、歯科に関しては、日本を出国前に完治させることが重要です。

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