日本から、観光目的で台湾へ入国するさいの査証免除による滞在期間は、現在のところ、わずか30日間。ロングステイをするには、短い感も否めません。
ところが今年9月、台湾からの訪日観光における査証免除措置期間が、ついに90日間に延長されました。日本人の期間延長も間近? と囁かれるなか、今後の日台関係が大いに注目されています。


湯けむり台湾の温泉事情

新北投駅周辺
新北投駅周辺にはマクドナルドや吉野家が立ち並び、毎日夜市が開かれる

台湾全土には、100以上の温泉郷があるというのをご存知ですか?
長期滞在の原型ともいえる「湯治」なぞを楽しみながら、充電ロングステイをする……。まさに、日本人の琴線にふれるロケーション、ともいえます。
近ごろでは、日式の畳部屋に檜風呂はもちろんのこと、スパやジャグジーを完備した宿泊施設も数多く建設され、温泉天国・台湾を印象づけています。

台北市街から、新交通システムMRT(淡水線)を利用してわずか25分、台北市北部に位置する北投(ぺいとう)地区は、日本統治時代に発展した、歴史ある温泉場として有名です。

中心地となる新北投駅へは、北投駅で支線に乗り換えひと駅。保養施設に滞在しながら、新北投公園で朝の太極拳に参加してみるのも一案。公園を抜けると、温泉博物館や、源泉がボコボコと湧き出る「地熱谷」があり、旅情を誘う見どころばかり。温泉街の風情漂う坂の町には、80年の歴史を誇る共同浴場や、真言宗の寺院・普済寺が佇みます。

水美温泉會館
駅から徒歩3分 新北投公園脇の緩やかな坂の手前に水美温泉會館は立地する
新北投駅近くに立地する水美温泉會館は、大浴場や個室スパを完備した近代的な温泉旅館。檜の香りがする内湯に、和洋のバランスもほどよい内装で、台湾人にも人気のお宿です。スタンダードの客室は、2名利用で6800元(日本円にしてひとり約12000円)程度。日帰り入浴も可能で、料金は799元(約3000円)。玄関前に広がる新北投公園から山手までを、近くロープウェーが往来するほか、トレッキングに格好の遊歩道を踏破するのも楽しみのひとつとなるでしょう。

また、日本の名旅館として名高い石川県能登半島にある加賀屋では、2007年、この新北投に純和風の温泉旅館「台湾加賀屋」をオープンさせる予定。弱酸性の名泉につかりながら、高級懐石料理に舌鼓とは、なんとも贅沢な気分です。