世代を超えて人気の台湾
埔里では"台湾の心"と題して鯉のぼりを配した専用ステッカーを用意、日本語支援の旗印としている |
台湾を訪れる日本人の内訳は、50代が24%、60歳以上が16%と、熟年層に人気が高いイメージですが、実のところ、30代(21%)、40代(20%)のミドル層の渡航者数が、上回っているのが現状です。(99~04年平均)
官民一体となって取り組む埔里市の例
台湾の中心部、南投県の埔里[プーリー]市では、官民一体となった日本人長期滞在者の受け入れ準備を推進しています。地元市民で構成される、ロングステイ専門の民間ボランティアが組織されており、言葉の壁や医療など、不安事項を払拭できるよう連携がなされています。こうした自治体あげての取り組みは、他国にも例がなく、いかに親日的かを裏付けています。「中国時報」はじめ、地元メディアも注目しており、先月から埔里[プーリー]でロングステイを始めた、ある日本人夫婦を、大々的に紙面で取り上げました。
埔里[プーリー]での、こうした体制づくりは、日本の国交省にあたる国家機関・台湾交通部観光局の指導のもと行われています。
日本の窓口は、台湾観光協會東京(電話03-3501-3591)大阪(電話06-6316-7491)。ビザ(査証)に関することは、台北駐日経済文化代表処(電話03-3280-7800)査証部まで。
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各国のリタイアメント・ビザ制度は、幾多もの改良を重ね、現在に至っているのが現状です。台湾当局では、今回の新制度導入の経過や取得数の推移を静かに見守り、今後は、取得者や申請者の意見を取り入れながら、状況をみて、条件等を緩和する可能性がある、とのこと。大きな期待が、寄せられています。