オーストラリアで田舎暮らしの奨励も
あらたな移民ビザとして注目されているのが、スキルド・インディペンデント・リージョナル・ビザ(SIR)です。都市部ではなく過疎地域に住むことを条件にしており、その地で技能者として働くことことを目的に、3年間の一時居住ビザが発給されます。居住開始から2年後には、永住ビザを申請することができるといわれています。SIRの申請には、州政府公認のスポンサー(保証人)が必要です。地方定住を推奨しているので、ポイント制度の基準が通常のスキルド・ビザに比べるとクリアしやすい設定となるでしょう。
【オーストラリア各州のSIR情報】(すべて英語)
ぶどう畑の広がるオーストラリアの田園風景 |
●ニューサウスウェールズ
●ノーザンテリトリー
●クィーンズランド
●南オーストラリア
●タスマニア
●ビクトリア
●西オーストラリア
ワーホリとは違う大人のためのビザ
オーストラリアをはじめ、ニュージーランドやカナダ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国で実施されているワーキングホリデー制度。最長で1年間働きながら学ぶことができる二ヵ国間協定のビザ制度のことです。このワーホリ・ビザ、残念ながら対象年齢はいずれも30歳まで、子どもの同伴は不可です。その点、このスキルド・ビザは同伴家族にもビザ申請資格を与えています。手に職をつけ、世界を舞台に仕事をこなす、まさに大人のためのビザといえるでしょう。
気になるのが技能の程度。スキルド・ビザ申請前に取得をした技術は、オーストラリアの専門諸機関に査定してもらい判定がなされます。技を磨く、スキルを高める、そうした日ごろの努力が実を結ぶのです。
オーストラリアの移民法は、現在も頻繁に改正がなされています。こうしたスキルド・ビザも、豪州経済の状況によっては予告なしに変更することが予想されます。ビザ・コンサルタントとよばれる専門家に相談し、最新の情報を入手するようにしましょう。
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