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ブルーレイメディアを安くするLTHって何?(2ページ目)

最近、低価格化が進む記録型ブルーレイメディアですが、それをさらに低価格化する可能性を持っていると一部で言われているのがLTH型のメディアです。今回はこのLTH型のメディアについて紹介します。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

LTHって何?


LTHとは「LOW TO HIGH」の略です。これが何を意味しているかというと、基本状態は反射率がLOW(低)で、レーザーを当てて、状態を変えると反射率がHIGH(高)になるという意味です。

DVDやブルーレイのような記録型光学ドライブはデータを記録する際に、目的の部分にレーザーを当てることで、その部分を変質させ、反射率を変化させることで、データを記録します。データを読み取るときは光を当てて、その反射率の違いでデータ(0か1か)を読み取るわけです。

LTHタイプのメディアがなぜわざわざLTHと言っているかというと、従来のBD-Rメディアがその逆のHTLであるからです。LTHメディアは記録層に色素を使っています。これに対して従来のBD-Rメディアでは記録層に相変化形式の素材を使っているのです。一口に言えば、色素系メディアであることをアルファベットを使って「LTH」タイプと呼んでいるわけです。
BDZ-A70メディア面が金色なLTHタイプBD-Rメディア。

BDZ-A70メディア面が黒に近い従来のBD-Rメディア。


次ページではLTHタイプが低価格を実現できるとする根拠を紹介します。
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