LTHって何?
LTHとは「LOW TO HIGH」の略です。これが何を意味しているかというと、基本状態は反射率がLOW(低)で、レーザーを当てて、状態を変えると反射率がHIGH(高)になるという意味です。
DVDやブルーレイのような記録型光学ドライブはデータを記録する際に、目的の部分にレーザーを当てることで、その部分を変質させ、反射率を変化させることで、データを記録します。データを読み取るときは光を当てて、その反射率の違いでデータ(0か1か)を読み取るわけです。
LTHタイプのメディアがなぜわざわざLTHと言っているかというと、従来のBD-Rメディアがその逆のHTLであるからです。LTHメディアは記録層に色素を使っています。これに対して従来のBD-Rメディアでは記録層に相変化形式の素材を使っているのです。一口に言えば、色素系メディアであることをアルファベットを使って「LTH」タイプと呼んでいるわけです。
次ページではLTHタイプが低価格を実現できるとする根拠を紹介します。