ブルーレイレコーダー/ブルーレイ・DVDレコーダー関連情報

ブルーレイメディアを安くするLTHって何?(2ページ目)

最近、低価格化が進む記録型ブルーレイメディアですが、それをさらに低価格化する可能性を持っていると一部で言われているのがLTH型のメディアです。今回はこのLTH型のメディアについて紹介します。

一条 真人

一条 真人

デジタル ガイド

2冊のパソコン雑誌の編集長を務め、その後フリーに。小説家としても活動した後、各種雑誌でコンピュータ、デジタルAV関連の執筆しています。「必ず作れるDVD」「図解 Blu-ray HD DVDがわかる」など、いままでに50冊以上の著書があります。

...続きを読む

LTHって何?


LTHとは「LOW TO HIGH」の略です。これが何を意味しているかというと、基本状態は反射率がLOW(低)で、レーザーを当てて、状態を変えると反射率がHIGH(高)になるという意味です。

DVDやブルーレイのような記録型光学ドライブはデータを記録する際に、目的の部分にレーザーを当てることで、その部分を変質させ、反射率を変化させることで、データを記録します。データを読み取るときは光を当てて、その反射率の違いでデータ(0か1か)を読み取るわけです。

LTHタイプのメディアがなぜわざわざLTHと言っているかというと、従来のBD-Rメディアがその逆のHTLであるからです。LTHメディアは記録層に色素を使っています。これに対して従来のBD-Rメディアでは記録層に相変化形式の素材を使っているのです。一口に言えば、色素系メディアであることをアルファベットを使って「LTH」タイプと呼んでいるわけです。
BDZ-A70メディア面が金色なLTHタイプBD-Rメディア。

BDZ-A70メディア面が黒に近い従来のBD-Rメディア。


次ページではLTHタイプが低価格を実現できるとする根拠を紹介します。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 5
  • 次のページへ

あわせて読みたい

カテゴリー一覧

All Aboutサービス・メディア

All About公式SNS
日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
公式SNS一覧
© All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます