今やテレビは地上波やBS、CSを表示するためだけのものではありません。パソコンやスマホで映画やドラマを視聴できる「Hulu」や「U-NEXT」は大人気ですが、最近のレコーダーやブルーレイプレイヤーのほとんどはこれらのオンデマンドビデオも視聴できるようになってきています。今回は代表的なオンデマンドビデオサービスを紹介するとともに、どんなレコーダーやプレイヤーがそれらに対応しているのか?を紹介します。

なお、最近はテレビもオンデマンドビデオサービスに対応しているので、その場合、テレビでオンデマンドビデオを見るなら、レコーダーやプレイヤー側の機能は気にしなくていいことになります。

逆にオンデマンドビデオサービスに対応しない古いテレビでも、対応するレコーダーやBDプレイヤーを接続すればオンデマンドビデオを楽しめるわけです。

Hulu「海外からやってきたオンデマンドビデオの黒船」

Hluluはもともとは北米で生まれたオンデマンドビデオサービス。現地では放送されたテレビ放送を無料オンデマンドビデオで見られる「Hulu」と映画なども見られる有料な「Hulu+」の2つのサービスがあります。

これに対して日本では有料でドラマも映画も見られるサービスとしてスタートしました。ちなみにサービス開始当初は月額1480円定額だったのが、現在では月額980円定額となっており、低価格なのも魅力です。定額ですべてのコンテンツを見ることができます。

その生まれ通り、ハリウッド系海外ドラマに強く、「24」、「LOST」、「Mentalist」など有名な作品を多く見ることができます。また、「シャーロック・ホームズ」、「Dr Who」などのBBC作品を見ることができるのも特徴です。

http://www.hulu.jp/

hulu

海外ドラマに強いhulu



U-NEXT「日本コンテンツを楽しみたいなら」

もともと有線音楽配信の会社が始めたサービスです。最初はテレビなどの家電機器におもに対応したものとして始まり、だんだんパソコンなどにも対応するようになりました。

日本の会社によるサービスであるため、どちらかというと日本のコンテンツに強く、古いテレビドラマなども見ることができますが、総合的にコンテンツを楽しめるのが特徴です。

ワーナーやソニーピクチャーズなどのタイトルはブルーレイやDVDのリリースと同時に配信が開始されますし、「地上波テレビ番組追っかけ配信」では放送中の人気テレビ番組(すべての番組ではない)を配信してくれるので、放送を見逃した場合でもオンデマンドで見ることができます。

料金は「見放題作品」と「PPV(ペイパービュー)」の2種類があります。

見放題作品は基本となる「ビデオ見放題プラン」で見ることができる作品です。これは海外ドラマから国内ドラマ、国内、海外の映画まで幅広く、1万3000本以上のタイトルを見ることができます。U-NEXT利用の基本となるプランで月額1990円となり、さらに毎月630円分のPPVポイントがつきます。

PPVは1本ずつ料金を払う必要があるタイトルです。見放題プランでもらえるPPVポイントはその支払いに使うこともできます。また、このPPVポイントは繰越で、使わなければたまります。

前述の新作やテレビのおっかけなどはPPVのタイトルになります。また、ちょっと古いタイトルでも人気タイトルなどはPPVになっています。

U-NEXTがパソコン向けのサービスを開始した当初は630円分のPPVポイントがなかったので、ポイント分だけ割安になりました。

http://p.unext.jp/

unext

U-NEXT




Video Unlimited「3D映像も楽しめるソニーのビデオサービス」

映画会社「ソニーピクチャーズ」を持つソニーの提供するオンデマンドビデオサービス。

映画やアニメ、さまざまなタイトルが提供されますが、なかでもハリウッド系のタイトルに強く、一部の作品はブルーレイビデオの販売やレンタルが開始されるより前に先行して提供されるという強みがあります。

また、なかには3D映像で提供されるタイトルもあるのもソニー的な魅力です。また、タイトルは1タイトルごとの契約ですが、レンタルだけでなく、買うこともできます。

利用にはSEN(Sony Entertainment Network)のユーザー登録が必要ですが、すでにプレイステーション3などを使っていて、PlayStationNetworkやSENのIDを持っていれば、そのままID登録なしに使えます。

http://www.sonyentertainmentnetwork.com/jp-ja/video-unlimited/video-unlimited/

Video

Video Unlimited




DMM.TV「アイドル作品も豊富」

作品数は全部で2万3,000本以上。映画やアニメ、アイドル、バラエティなど、子供から大人まで楽しめるコンテンツが揃っています。1話無料の作品が500本以上あるのも魅力です。

入会金、会員登録料は無料で、コンテンツは1作品ごとにレンタルすることができます。また、子供対策にペアレンタルロック機能があるので、子供が成人作品を表示できないように制限することもできます。

http://www.dmm.com/tv/


アクトビラ「家電のために生まれた」

日本のテレビなどに搭載されるために生まれたオンデマンドサービスがアクトビラです。日本向けHuluもなかったころから存在しており、サービスは入会金なし、月額基本料なしで、見放題などはなく、レンタル形式とセル形式(一部機器のみ対応)となっており、iTunesストアに近い料金体系になっています。現在、ビデオ作品40,000本以上、カラオケ20,000曲以上という品揃えになっています。

有料のプレミアムサービス(月額315円)というものもあり、一部の映画作品を半額で見られるようになったります。

日本国内向けに販売されているネットワーク対応のほとんどのテレビ、レコーダーで利用できるサービスで、対応機器は以下のサイトで確認できます。

http://actvila.jp/guide/product.html

actobira

アクトビラ



TSUTAYA TV「あのツタヤのオンデマンドビデオ」

あのレンタルビデオ会社ツタヤのオンデマンドビデオサービスが「TSUTAYA TV」。タイトルは現時点で40000本となっており、タイトル数は豊富です。

月額料金不要で、映画が新作200円~、旧作100円~、TVシリーズ/アニメ100円~、に加え、月額プランというものがあり、月額980円で月間20本まで見ることができます。また、セルタイトルも用意されるところもアクトビラと同じです。

ちなみに、今年10月31日でテレビやレコーダー向けのダウンロード販売は終了され、ストリーミングのみとなりました。

http://tsutaya-tv.jp/entrance/index.html


T's TV 「成人コンテンツもアリ」

登録料、年会費無料でタイトル視聴ごとに購入するタイプ。一般向けの品揃えは普通だが、成人向けコンテンツもある。

https://t-s.tv/

もっとTV「忙しくてテレビをリアルタイムで見られない人に」

もっとTVはテレビ局がコンテンツを提供するオンデマンドビデオサービスです。民放キー局とNHKのコンテンツが提供され、見逃した現在放映中のドラマなどをすぐに見ることができます。

セルやダウンロードはなく、ストリーミングによるレンタル視聴のみとなります。購入は基本、1タイトルごとになります。

http://www.mottotv.jp/

YouTube

Googleの運営する世界的な動画サイト。ユーザーが投稿した動画からレコード会社が提供する楽曲のPVまで、さまざまなコンテンツを楽しむことができます。最近ではGoogleTVなどのスマートTVも対応することが多くなってきています。

http://www.youtube.com/

YouTube

YouTube



Ustream

一般ユーザーでもリアルタイムにライブ放送ができるサービスがUstreamですが、最近ではこのUstreamが見られるレコーダーやテレビも登場しています。

http://www.ustream.tv/


オンデマンドビデオ視点で強力なレコーダーは?

さて、どんなレコーダーやBDプレイヤーがオンデマンドビデオに対応しているのでしょうか?

まず、前述のようにネットワーク接続に対応したレコーダーの場合、アクトビラにはほとんどすべて対応していますが、アクトビラに対応したレコーダーは通常、TSUTAYA TVにも対応しています。コンボ的な感じです。

最近の東芝、三菱、シャープのレコーダーのほとんどはこのアクトビラ+TSUTAYA TVに対応しています。

より多くのサービスに対応しているのがソニーのレコーダーBDZです。BDZは「アクトビラ」、「TSUTAYA TV」に加え「T's TV」にも対応しています。

そして、もっとも多くのオンデマンドビデオに対応しているレコーダーはパナソニックのビエラ・コネクトに対応したタイプのDIGAです。

ビエラ・コネクトというのはアプリサービスなのですが、このアプリサービスでHuluやもっとTV、アクトビラ、YouTube、Ustream、TSUTAYA TVなどに対応します。

DIGA

ビエラ・コネクトで多くのオンデマンドビデオに対応するDIGA



オンデマンドビデオがいろいろ楽しめるBDプレイヤーは?

BDプレイヤーに関してもパナソニックのBDT330はビエラコネクト対応でDIGAと同じオンデマンドビデオを楽しめます。なお、同じパナソニックのBDプレイヤーでも下位機種のBD79はYouTubeにしか対応しません。

これに対して、ソニーのBDプレイヤー「S1100」、「S5100」はYouTube、VideoUnlimited、DMM.TV、Hulu、U-NEXT、デジタルコンサートホール、TBS世界遺産コレクションなどに対応しています。

好みはあるかと思いますがソニーのBDプレイヤーのほうがコンテンツがリッチです。

S5100

個性的なデザインのBDプレイヤー「S5100」



結論的に言うと、もっともリッチにオンデマンドビデオが楽しめるのはブルーレイレコーダーではDIGA(ビエラ・コネクトに対応したもの)、そして、ブルーレイプレイヤーではソニーのS1100、S5100ということになるようです。




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