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BDレコーダーBW700のコスト実力比を検証(4ページ目)

DMR-BW700はブルーレイDIGAのなかでは下位機種ですが、スペック的には一般ユーザーには実用十分なレベルにあるように思えます。今回はこのBW700を実際に使ってみて、そのコスト実力比を考察してみました。

一条 真人

執筆者:一条 真人

デジタルガイド

250GBは実用的なHDD容量か?


■250GBで録画可能な時間とは?
HDDの容量は大きければ、大きいほど長時間の録画が可能なので、たしかに大容量であるのに越したことはありません。しかし、ある程度の容量があれば、実用的に困らないのも事実です。

従来の地デジ対応レコーダーは放送データをそのままDR形式で記録するのが普通でした。そのため、アナログレコーダーと比較すると飛躍的に録画に大容量が必要になり、250GB程度の容量のハードディスクでは使っていて不足感を感じることがしばしばありました。

具体的に言うと、地上波デジタル放送の場合、250GBのハードディスクでは約31時間の録画しかできません。BSデジタルハイビジョンであれば、約22時間です。1日4時間程度録画した場合、地デジ放送を8日間分程度しか録画できないことになります。現実には、HDD上に残して起きたい録画などもあると思うので、実際には3~4日分しか録画できないことになるでしょう。実際に使ってみると、これはなかなか不便です。

■AVCRECが今までの録画の常識を変えた
この状況を一変させたのがBW700を含めた現在のDIGAが搭載するAVCREC機能です。AVCREC機能を使うと、より圧縮率の高い形式に変換して録画することができるため、必要があれば、従来の倍以上の時間、録画することができるのです。BW700の場合、録画モードにはHG、HX、HEがあり、HEであれば地デジを約3倍の時間、録画可能になります。
録画種別録画可能時間
BSデジタルハイビジョン約22時間
地上デジタルハイビジョン約31時間
HG(AVCREC)約40時間
HX(AVCREC)約62時間
HE(AVCREC)約93時間
録画モードごとのBW700に録画可能な時間比較。


なお、ブルーレイDIGAのAVCREC録画での画質に関しては別記事「H.264録画 の画質は?DIGA「BW800」を試す」で紹介していますので、それを参考にしてください。

次ページでは実際に使った場合のHDD容量の印象。そして、BW700がどんなユーザーにお薦めかを考えてみます。
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