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ブルーなステーキって何?

外国でステーキを頼むとき、「レア・ミディアム・ウェルダンを覚えておけば大丈夫」と思っていませんか? 実はふか~い奥がある、西洋の肉料理の世界をご紹介します。

足立 恵子

執筆者:足立 恵子

トラベル英会話ガイド

今回は、肉料理が好きな人にはぜひ覚えておいてほしい、ステーキの頼み方です。「レア、ミディアム、ウェルダンなら知っている」と思うかもしれませんが、西洋は何といっても肉料理の本場。日本人には思いもつかないような、奥の深い世界になっています。そんな西洋の肉食文化の一端をご紹介しましょう。

焼き加減は8段階!

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中は赤いままなのが好まれます
ステーキの焼き加減は、日本ではせいぜいrare(生焼け)、medium(中心部は赤い)、well-done(中まで焼けている)の3段階ですが、実は本場アメリカではざっと数えて8段階ほどあります。

■raw(ロー):まったく生の状態のこと
■blue rare(ブルーレア):表面にさっと火を通しただけで、中は冷たいまま。
■rare(レア):中もちょっとあったかくなっている状態
■rare plus(レア・プラス):中はやや生
■medium rare(ミディアム・レア):中も少々焼けてきた感じ。標準的な焼き加減。
■medium(ミディアム):中はピンク色で結構焼けてきた感じ。
■medium well-done(ミディアム・ウェルダン):中もだいぶ焼けている感じ。
■well-done(ウェルダン):中もピンク色の部分がなくなるまで焼く

例えば焼き加減を尋ねるときはこんなふうに言うので、上のどれかを選んで答えればいいわけです。

ウェイター:How would you like your steak?
(ハウウドューライクュアステイク/ステーキの焼き加減はどうなさいますか)
客:Medium rare, please.
(ミーディアムレア、プリーズ/ミディアム・レアでお願いします)

ちなみに、ステーキというものはまだ赤いところが残っているのが本来の姿で、こだわりのある店の中には「medium well-doneやwell-doneはやらない」というところもあるようです。

では次に、日本人にはなじみの薄い、ステーキ料理の呼び名です。ステーキの名前はたいてい部位をもとにしているので、ぜひ部位の言い方も覚えておいてください。
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