1つだけ残すのがeither
Bus or subway?でBoth.(両方)と言うと、2つとも使うという意味になるので、要注意! |
■Either way.
(イーザーウェイ/どちらでも)
これは、AかBのどちらかのway(方法)を使うのは確かだけれども、どちらでもかまわない、たいして違わない、という気持ちを表すことができます。例えば、Do we have to take the subway or bus to get there?(そこへ行くのに、地下鉄に乗らないといけないの、それともバス?)なんて聞かれたときに、Either way.(どちらでも)と答えることができます。
■Either of them.
(イーザーオヴゼム/どっちか)
これは、AとBのどちらを選ぶか聞かれたとき、「どっちでもいいけれど、どちらかです」という言い方です(つまり、eitherはboth<両方>やall<全部>と違って、いずれにせよどれかひとつを残す、というニュアンスがあるのです)。例えば、Is he from San Francisco or LA?(彼はサンフランシスコ出身、それともロサンゼルス?)と聞かれてEither of them.と答えたら、「どっちかはわからないけれど、サンフランシスコかロサンゼルスのどちらかで、それ以外の街ではない」ということになるのです。
ちなみに、I don't know either.(私も知りません)という言い方がありますが、これはもっぱら否定文のときに使い、neither(どちらも~でない)と同じ意味になります。「否定形+either」(どちらも~ない)と肯定文のeither(どちらでも、どちらか)は、分けて考えたほうがわかりやすいかもしれません。
また、よくAnything.(何でもいい)と言ってしまう人もいますが、これだと「相手が提案してくれたものでも、そうでないものでも何でもいい」というあまりにも漠然とした返事になってしまいます。また、場合によっては「どうでもいい」という投げやりな感じにもなるので、ちょっと使い方に気をつけたいですね。