うなずいているだけではダメ?
「あいづち」はあえて英語で言うならresponse |
■A 英語にも日本語のようにあいづちを打ったり、「わかりました」と答えたりする方法がありますが、最初に注意しておかなければならないことがあります。同じあいづちでも、英語と日本語では、使い方がだいぶ違ってくるのです。
1)英語のコミュニケーションでは、黙ってうなずいているだけでは「あなたの話を理解した」という合図にはなりません。何か言葉を発しないと、相手は「私の言うことに不満でもあるのだろうか」と不安になるかもしれません。
2)日本語では、「ええ、そう、そう」「あー、そうね」なんて、相手が話している途中にあいづちを打ちますが、英語のあいづちは、相手がいったん言葉を切るまで待ちます。
3)Yes.は「はい(あなたの言うことに賛成です)」という賛同の合図で、日本語の「ええ」にはなりません。
これらのポイントを整理すると、「英語では、相手の話が途切れたところを見計らって、うなずくだけでなく、『相手の話がわかった』ことを示す言葉をはっきりと言う(賛同するとき以外は、Yes.は使わない)」ということになります。
「相手の話がわかった」ということを示す言葉には、例えばこんなものがあります。
Right.(ライト/そうですね)
OK.(オウケイ/わかりました)
All right.(オーライト/わかりました)
Good.(グド/いいですね)
That's fine.(ザツファイン/それはいいですね)
では、これらの言葉をどんなふうに使えばいいのでしょうか。次のページで、実際にあいづちを打つ方法を、見ていきましょう。