Pleaseは命令に聞こえてしまう?
レストランでは水は無料ではないので要注意! |
■A Pleaseは、日本語にすると「~をください」「~してください」という言い方です。確かに丁寧なように思えますが、では、日本語でこういうふうに頼まれたとき、言われたほうがどう思うでしょうか?
「水をください」
「道を教えてください」
……なんだか、敬語を覚えたての小学生みたいな言い方ですね。もし大人に言われたら、「もうちょっとちゃんとした言い方ができないのだろうか?」と感じると思いませんか?
英語でも、それは同じことです。もちろん、Water, please.(水をください)やTell me the way, please.(道を教えてください)でもいいのですが、言われたほうは、「丁寧にお願いされている」という気はしないでしょう。
普段の生活の中でこういうPleaseの使い方をして、Take a copy, please.(コピーを取ってください)、Bring me some coffee, please.(コーヒーを持ってきてください)と言ったら、どうもぶっきらぼうで、「命令されている」と取られてしまうかもしれません。
Pleaseは普通の文の前や後ろにただつければいいので、とっても使いやすいのですが、あいにく「依頼している」ということをはっきりさせるだけで、「相手に何とかやってもらえないかとお願いしている」という気持ちまで表すことはできないようです。
それでは、本当に丁寧にお願いするにはどうすればいいか、見ていきましょう。