会話でつまずく原因は?
フロントは英語ではfront desk。frontだけでは通じません! |
「今度のオーストラリア旅行では思いっきり英語を話すぞ!」と、インターネットを使って自分でホテルを予約し、旅の英会話集で必要なフレーズをしっかり覚えていったユキさん。これからホテルでチェックインするところです。
■見つけてみよう!どこが間違い?
ユキ:I'd like to check in, please. I have a reservation.
係員:Sure. Can I have your name, please?
ユキ:Yuki Shimada.
係員:OK, Ms. Yuki Shimada ... It's a great day, isn't it?
ユキ:... Yes.
係員:We confirmed your reservation. Here's the key. Have a nice day.
ユキ:... OK.
■会話を診断します!
ユキ:I'd like to check in, please. I have a reservation.
「チェックインしたいんですが。予約してあります」と言っていますが、素晴らしいですね、ほぼ完璧です。ただ、できれば最初に話しかけるときに、Hello!とあいさつを入れるといいですね。
ユキ:... Yes.
It's a great day, isn't it?(今日はいい天気ですね)と突然フレンドリーに話しかけられて、ちょっとあわててしまいましたね。日本の旅館などでもそうですが、ホテルのフロントではただ機械的にやりとりをするだけでなく「今日はいいお天気になりましたねえ」「フライトはいかがでしたか」なんていう、ちょっとした世間話が入ったりします。いわゆる旅行用のフレーズを覚えただけでは、なかなかこういうやりとりに対応できません。
ユキ:... OK.
Here's the key.(キーをどうぞ)で終わればよかったんですが、Have a nice day.(よい1日を)なんていうあいさつが入って、また面食らってしまいましたね。英語が苦手な日本人にしてみれば、「余計なことは言わないで!」という気分でしょうが、英語圏ではその「余計なひとこと」が親しみを込めたサービスのあかし。必要なことだけ言ってさっさと手続きを終わらせるのでは、ちょっと寂しいですね。
⇒それでは、ホテルでのチェックインでスムーズに会話する方法を見てみましょう。