フランス語/フランス語アーカイブ

フラ語でワイン・チーズとお近づきになる!

Beaujolais Nouveauはフラ語で愛でたい!ワイン・チーズコーディネーターとしてご活躍中の須藤海芳子さんにワイン関係のフランス語を含め、ワインやチーズをもっと愉しむコツをお聞きします。

越智 三起子

執筆者:越智 三起子

フランス語ガイド


間もなく解禁されるBeaujolais nouveau(ボージョレ ヌーヴォー)。日頃からワインとチーズには興味はあるものの、きちんと愉しむとなると難しそう!という方に、ワイン関係のフランス語を含め、ワインやチーズをもっと愉しむコツをプロに教えていただいました。
「メルシャン」を退職後、ワイン・食に関するコンサルティング(有)デパールを設立しワイン・チーズコーディネーターとしてご活躍中の須藤 海芳子(すどう みほこ)さんのインタビュー記事をお届けします。

「ワインとチーズのマリア-ジュ」に魅せられて


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ワイン・チーズコーディネーターとしてご活躍中の須藤 海芳子さん
越智:須藤さんは、Chevalier du Taste-Fromage de France(フランスチーズ鑑評騎士)の称号を授与されてらっしゃいますが、そこに至るまでのいきさつをまずは教えていただけますか?

須藤mariage vin-fromage(ワインとチーズの結婚)とよくいわれますが、ワインにかかわっていると自然とチーズにも興味が湧いてきます。そこで、当時新宿御苑にあった「ワイン&チーズアカデミー」でエントランス、アドバイザー、マスターという3コースを受講し、チーズについて学びました。

その後、雑誌やラジオなど媒体を通して、フランスチーズのご紹介をしていくうちに、フランスチーズ鑑評騎士の会日本支部より、シュヴァリエをいただけることになったのです。

越智:では、最初に興味をもたれていたのはワインの方なんですね。どういうきっかけで、またいつごろからワインやチーズに魅力を感じられたのですか?

須藤:高校2年の時にパリに1か月程滞在するという機会に恵まれたことがきっかけなんです。お水がわりにワインを愉しむという文化を目の当たりにして、なんて種類が沢山で奥深い飲み物なのだろう!と魅了されてしまいました。

村が変わるとワインやチーズが変わる」とも言われるフランスの食文化に惹かれ、大学はフランス文学部、会社はメルシャン株式会社と知らない間に、そういう道を進んでいました。

勉強することで見えてきたもの


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勉強すれば勉強するほど楽しくなるワインとチーズの世界
撮影:須藤 海芳子
越智:お話によれば、須藤さんの場合はまさにワインやチーズと共に人生を歩んできたという感じで、恵まれた環境にあったわけですけど、実際にスクールに通われたり、資格をとられたりしたことで、ご自身のワインやチーズとのつきあい方に何かしら変化はおきましたか?

須藤:やはりスクールに通い、ワインとチーズを体系的に学べたことは、大きく自分の中で変りました。うんちくが好きという訳ではないので誤解のない様に伝えたいのですが、ワインやチーズは少し知識があるとより美味しく、いい状態で楽しめると思います。

ワインですと、それぞれのタイプの適切な飲用温度や飲み頃、チーズは同じく食べごろや保存方法などです。製造方法を知り、時間をかけて大切に造られた食品である、ということを知って少し大袈裟な表現かもしれませんが、大切に飲んで、食したいとも思う様になりました。

次ページでは、「ワインやチーズの専門家にフランス語は必要か?」たずねてみましょう。
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