時短生活/片付けを時短するコツ

脳に無理をさせない片付けドリル

人の脳は小さなステップを根気良く繰り返した時のみ、小さく成長します。「片付け脳」を作るためには、とにかくあせらないのがコツ。まずは、毎日5分の小さな片づけドリルからはじめてみましょう!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

今月は「片付け脳」を作るためのステップをお送りしています。1回目は「あなたが片付けられる人になれないワケ」、二回目は「散らかす家族への攻略法」をお送りしました。3回目の今回は、いよいよ片付け脳を作るための入門ドリルをお届けします。
これまでも繰り返しお伝えしたように、人の脳はある日突然、これまで苦手だったことができるようにはなりません。小さなステップを根気良く繰り返した時のみ、小さく成長します。「片付け脳」を作るためには、とにかくあせらないのがコツなのです。
まずは、毎日5分の習慣作りからはじめてみましょう。今日からオフィスの机の上の小さな区画のみ、何もない状態をキープ! これがあなたの脳を成長させるドリルになります。さあ、はじめましょう。

・・・INDEX・・・■ 人の脳は1mmづつしか成長しない■ 脳に無理をさせない片付けドリル■ まずはデスクの一角には何もない を目指せ


人の脳は1mmづつしか成長しない

現代は、脳のちからを上回る量のものと情報に溢れています
"現代は、脳のちからを上回る量のものと情報に溢れています"
1回目の記事で、「片付け」は非常に高度な脳の仕事を伴うこと、そして「片付けられない」ことの原因のひとつは、現代社会に人の脳の力を上回る量の物と情報が溢れていることにあるのではないか、とお伝えしました。つまり、こういうことです。

・ 片づけが苦手な人は、「物の分類」「物の位置の三次元把握」「物の大きさや量の推測」などを頭の中で処理することが苦手という脳の性質を持っている。


こうした人の場合は
・ 「片づけが苦手」棚全体、部屋全体、家全体を片付けようと思っても、物が多すぎて脳の本来の能力をキャパシティオーバーしてしまう。


片づけが苦手な人は、物の空間把握が苦手という脳の特徴を持っています。この脳の特徴を変えていかない限り、「片付け上手」にはなれません。
さて、ところがここで大きなハードルが待ち構えています。それは

・ 人の脳は1mmづつしか成長しない


ということです。
目標を高い場所に置いても、一朝一夕で突然何かができるうようにはならないのが、人の脳という代物なのです。脳の性質を変え、能力を伸ばしていくためには、毎日小さな課題をコツコツと繰り返す以外、方法はないのだそうです。
この「コツコツ簡単なことを繰り返すことで脳が成長する」仕組みについては、また次回詳しくお伝えしていきますね。

まずは、

・ 人の脳は、ある日突然飛躍的に変化することはなく、小さな課題の繰り返しで、1mmづつ成長していく


という脳の性質を理解しましょう。その上で、片付け脳を作るための小さなドリルに取り組んでみましょう。

次のページで、くわしくお話していきます。

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